山梨県都留市は、都留文科大学近くの約1万m2の市有地で展開する「生涯活躍のまち・つる」複合型住居プロジェクトにおいて、サービス付き高齢者向け住宅(以下、サ高住)などの整備・所有・運営を担う事業者を募集している。

事業予定地の位置図(資料:都留市)
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 「生涯活躍のまち・つる」とは、大学など3つの高等教育機関が立地するという都留市の強みを生かし、高齢者に生涯学習プログラムの提供やプログラムを通じた就労機会、地域包括ケアシステムを提供することによって「いつまでも住み続けたいまち」を実現させようという事業だ。これによって、アクティブ・シニア層の移住・定住促進を目指す。

 複合型住居プロジェクトでは、以下の4施設を整備していく。

  • (1)地域交流拠点施設(市が整備。子育て支援、しごとづくり、 カフェ・レストランの機能を兼備)
  • (2)都留文科大学留学生用学生寮(同大学が整備)
  • (3)サ高住(2900m2の土地に民間事業者が整備)
  • (4)その他施設(600m2の土地に民間事業者が整備。(3)の収益を補完する商業、健康増進、福祉などの施設)
複合型住居プロジェクトの全体イメージ(資料:都留市)
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 今回募集しているのは、(3)と(4)について、市から借り受けた土地で一括して整備・所有・運営を独立採算で行う事業者だ。「(4)その他施設」については、応募者が実施の可否も含めて選択・提案する。

 市では、説明会および現地見学会を2020年5月中に2回開催予定だ。また、個別対話(相談)は8月7日まで受け付ける。参加意向申出書の提出は8月31日まで、企画提案書の提出は9月1日から11月30日まで。12月中に事業者の選定と公表を行い、20年度中に事業契約を締結する。契約締結後、5年後までに事業を開始する計画となっている。参加事業者は、単体事業者でも複合体事業者でも構わない。

 「生涯活躍のまち・つる」では、今回募集する複合型住居プロジェクトに先行して、「単独型居住プロジェクト」が既に始まっている。公募で選ばれたコミュニティネット(東京都新宿区)がサ高住の「ゆいま~る都留」を、市が地域交流拠点「下谷交流センター」をそれぞれ整備し、ともに2019年9月にオープン。コミュニティネットが両施設の運営を担っている。