西日本旅客鉄道(JR西日本)は、兵庫県丹波篠山市、京都府南丹市、滋賀県高島市と協働して、都市圏の仕事を持ちながら地方居住を体験できる「おためし暮らし」プロジェクトの第2期を6月から開始する。4月14日に発表した。

 おためし暮らしは、西日本エリアの沿線自治体や地域住民との協働により、テレワークと出社を組み合わせた地方居住を1年未満の短期間で気軽に体験できるもの。第1期は2021年6月~2022年3月に実施した。

「おためし暮らし」のポスター(画像提供:JR西日本)
「おためし暮らし」のポスター(画像提供:JR西日本)
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 第2期は、京都・大阪・神戸市内および京都線・神戸線の各駅へ鉄道通勤する者を含む家族を対象に、丹波篠山市が短期1件、南丹市が長期2件・短期2件、高島市が長期2件・短期1件の入居物件を用意した(南丹市の短期1件は単身者も対象)。入居期間は6月1日~2023年3月31日。短期は1~3カ月間、長期は6~10カ月間を選べる(いずれも月単位)。

 募集期間は4月14日~26日(南丹市の長期物件2件は5月9日)。今後、追加物件や空き枠のある物件の2次募集も行う予定。また、物件により条件が異なるが、入居期間終了後も引き続き賃貸での居住や購入が可能な場合もあるという。

発表のオンライン会見には3市の市長も参加した(画像提供:JR西日本)
発表のオンライン会見には3市の市長も参加した(画像提供:JR西日本)
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 JR西日本は、鉄道通勤費支援やレンタカー特別プランを提供する。各市は、物件を提供(物件によっては家賃補助)するほか、自宅以外でのテレワークに利用できるコワーキング施設や、移住サポート窓口を用意する。

「おためし暮らし」第2期の入居物件(画像提供:JR西日本)
「おためし暮らし」第2期の入居物件(画像提供:JR西日本)
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 第1期の参加者からの意見をもとにサービスの改善を図った。具体的には、鉄道通勤費支援で、事前に通勤経路を登録することで使った分だけICOCAポイントで運賃の40%を還元し、通勤頻度や日程を気にせず利用できるようにした。また、移住サポート窓口では、入居期間中だけでなく終了後のサポートも行い、地域イベントや先輩移住者との交流会などの企画も予定する。

 JR西日本では、今後も同事業に共同・参画する沿線自治体を随時募集している。