兵庫県南あわじ市は、地域新電力事業のパートナー募集についてのサウンディング型市場調査を実施する。同市が策定した「(仮)南あわじ市地域新電力事業に係る事業パートナー 公募型プロポーザル実施要領(以下、実施要領)」などについて、民間事業者の意向を聞きたい考えだ。

 調査への参加申し込みは2020年5月7日17時まで。その後、5月11日から5月13日にかけて、参加事業者ごとに各1時間程度の個別対話を行う。南あわじ市では、調査を経て20年7月中旬にプロポーザルの公募を開始し、9月中旬に優先交渉権者を選考・決定する予定だ。

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地域新電力会社のイメージ図(資料:南あわじ市)

 新電力会社では、再生可能エネルギーを主体としたエネルギーの地産地消、地域経済好循環の確立、電力小売り事業で得られる利益相当分を用いた地域の課題解決を目指す。実施要領によると、具体的な事業としては、以下の3つを行うことを想定している。

1.地域新電力事業
 地域内で発電する再生可能エネルギー由来電力の公共施設への供給。将来的には地域内の民間需要に対しても電力を供給する事業

2.エネルギーマネジメント事業
 需要家側の設備を利用したデマンドレスポンスによる電力料金・電力需要の最適化、インバランス回避、ネガワット取引などの地域新電力事業の運営および地域の省エネルギーに資する事業

3.コミュニティサービス事業
 地域新電力事業による利益余剰金を活用して行う地域活性化、市民の利便性向上に資する事業

 また、立ち上げ時における資本金は2000万円。市の出資比率は25%未満を予定している。そのほか、地域金融機関の出資や、資本金のうち500万円以上は市内法人が出資することも想定している。