広島県福山市は、福山駅前再生の一環として、駅徒歩10分の場所にある中央公園において、公募設置管理制度(Park-PFI)を活用してカフェレストランなどを設置する。福山市内の6社で構成する「中央公園P-PFIコンソーシアム」を事業者に選定し、基本協定を締結した。Park-PFIを活用した公園づくりは、中国・四国地方では初の事例となる。

カフェレストラン設置後のイメージパース(資料:福山市)
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 市が認定した公募設置等計画によると、同コンソーシアムは、「遊ぶ」「学ぶ」「働く」をテーマに、公募対象公園施設として約50席の木造平屋建てのカフェレストランを建設し、特定公園施設として園路と東屋、ベンチ・縁台、植栽などを整備する。カフェレストランは店舗面積145m2、ウッドデッキなど屋外部分も含めると269m2の広さとなる。これらの施設を活用し、自家農園で採れた季節の野菜を使ったガーデンレストラン事業、マルシェ事業、パークウエディング事業のほか、食育、図書館との連携、地域密着型の企業塾といった学びの事業を展開する計画だ。

 東屋は、定期開催するマルシェのブースとしても活用する。カフェレストランは、屋内にいながら公園にいるような開放感を感じられ、隣接する市の生涯学習プラザ「まなびの館ローズコム」との一体感を重視したデザインとする。

建築配置図(資料:福山市)
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 事業期間は、基本協定締結日の2020年4月9日から40年4月8日までの20年間。同コンソーシアムが投じる事業費は、公募対象公園施設のカフェレストランに約4900万円、特定公園施設に約1100万円を予定している。20年10月から整備工事を開始し、21年春頃の営業開始を目指す。

 同コンソーシアムの構成企業は、福山市のエリアマネジメントを手がけるleukのほか、SPDX、ガスエナジーヤブタ、建内レンタル、篠原テキスタイル、福山電業の6社。市は、Park-PFIの活用により、民間のノウハウを活かした利便性向上とにぎわい創出に資する公園施設の設置を目指し、19年11月から事業者の公募を開始していた。応募があったのは同コンソーシアムのみだった。