沖縄県うるま市は、世界遺産「勝連城(かつれんじょう)跡」周辺整備事業の実施方針公表を、当初予定の2020年5月から6月へと変更した。新型コロナウイルスの影響によるもの。以後のスケジュールも情勢に応じて柔軟に対応するという。

 うるま市では、勝連城跡一帯を文化・観光拠点に位置付け、城跡の隣接地に面積約6.8haの公園と、歴史文化施設、物販・飲食施設を整備する計画だ。このうち、公園と物販・飲食施設についてはPFI手法の1つであるBTO方式(Build Transfer and Operate)の採用を予定する。歴史文化施設は市が整備し、公園と同一の事業者による指定管理者制度の導入を想定している。また、公園内には設置管理許可によるホテルなどの民間収益施設の設置も計画する。

本事業における公民連携手法(資料:うるま市)
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 勝連城跡は2000年に「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つとして世界遺産に登録された。市の資料によれば、18年の年間来場者は18万4646人で、06年の8万3957人から2倍以上に増加。市は周辺一帯の観光消費拡大に加え、沖縄県が進めるMICE事業との連携も視野に入れている。