大阪市は、一般社団法人御堂筋まちづくりネットワークと連携し、御堂筋にパークレット「いちょうテラス淀屋橋」を設置した。4月17日に完成した。2025年3月まで社会実験として同法人が維持管理を行い、「官民協定に基づく事業方式(民設民営)」「効果的な情報発信を行う仕組み」「自主ルールに基づく景観マネジメント」について検証する。

 パークレットとは、道路の一部に設置するウッドデッキやベンチなどを組み合わせた休憩施設を指す。パークレット設置に際しては、今回のパークレット設置場所は中央区今橋4丁目1番地先の淀屋橋三井ビルディング前。大阪市の事業費は約2600万円だ。道路協力団体制度と歩行者利便増進道路制度(ほこみち制度)を活用した。

パークレットの設置位置と利用風景(出所:2点とも御堂筋まちづくりネットワーク)
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パークレットの設置位置と利用風景(出所:2点とも御堂筋まちづくりネットワーク)
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パークレットの設置位置と利用風景(出所:2点とも御堂筋まちづくりネットワーク)

 大阪市は22年4月15日に一帯を「ほこみち制度」における「利便増進誘導区域」に指定している。利便増進誘導区域内では道路占用制度における「無余地性の基準(ほかにその物件を置く余地がないこと)」の適用が除外され、沿道の店舗などが路上に休憩施設などが設置しやすくなる。

 大阪市は2019年に策定した「御堂筋将来ビジョン」で御堂筋を人中心の空間に再編することを掲げ、21年2月に「歩行者利便増進道路(ほこみち)」に指定した。また、21年6月には道路協力団体を公募して3団体を指定、御堂筋まちづくりネットワークはそのうちの1つだ。道路協力団体制度とは、自発的に道路の維持、道路交通環境の向上の取り組みを行う民間団体を支援する制度で、指定を受けた団体は道路占用の手続簡素化、道路上での活動収益の活動全般への還元などが可能となる。

パークレット設置・運営の体制(出所:御堂筋まちづくりネットワーク)
パークレット設置・運営の体制(出所:御堂筋まちづくりネットワーク)
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