対象4施設の写真。「旧久我小学校」の民間活用は、市の公共施設マネジメントにおける重点課題に位置付けられている(資料:鹿沼市)
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加蘇地区の概要(資料:鹿沼市)
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 栃木県鹿沼市は市内加蘇地区にある遊休不動産の活用に向けたサウンディング型市場調査を実施する。5月28日に現地見学会を開催(申し込み期限5月24日)、調査の参加を6月28日まで受け付け、7月8日~12日に対話を行う。具体的な活用提案がある場合は、市の「公共施設等民間提案制度」(関連記事)に移行し、事業化に向けて検討を進める。同制度は随時応募が原則だが、本件については10月末が締め切りになっている。

 加蘇地区は鹿沼ICから西約12kmに位置し、石裂山や加蘇山神社などの観光スポットを擁するが、少子高齢化が進み、現在の地区人口は約1800人。市は遊休不動産の民間活用、さらには地元事業者との連携などによる持続可能な地域活性化に期待している。

 今回の市場調査の対象となる遊休不動産は、2019年3月に閉校した「旧久我小学校」と「旧加蘇児童館」「旧加蘇デイサービスセンター」「旧やまびこ荘跡地」の4件。

 中でも最も規模の大きい「旧久我小学校」は、今回、市が求める提案の中心となる。敷地面積1万5842m2で、校舎は1990年竣工で鉄筋コンクリート造3階建て、延べ面積2346m2。校舎の2・3階については、現在、準看護学校(上都賀郡市医師会付属准看護学校)の移転先として2021年度当初の開校に向けて協議が進められている。

 旧久我小学校については特に、准看護学校が使用を想定する2-3階以外の部分、つまり、校舎1階とランチルーム、体育館、校庭、プールの活用可能性を中心にアイデア・意見を募る。校舎の利用階を2-3階以外の階にする構成案も受け付ける。

 なお、「旧加蘇児童館」は敷地面積1721.47m2、建物は1968年竣工で木造平屋建て、延べ面積188.8m2。「旧加蘇デイサービスセンター」は敷地面積5783m2(コミュニティセンターと共用)、建物は1999年竣工で鉄筋コンクリート造平屋建て、延べ面積158m2。「旧やまびこ荘跡地」の建物はすべて解体撤去済みで、敷地面積2899m2。提案は4件すべてではなく、1件分だけでも構わない。