北海道北広島市と日本エスコンは、JR北広島駅の西口周辺エリア活性化整備計画「キタヒロ・ホームタウン-BASE 2021-2029」を2021年4月に策定した。2019年度に北広島市が策定した計画に即してまとめたもの。

北広島駅の西口周辺エリア活性化整備計画のイメージ(資料:日本エスコン、北広島市)
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 両者は、駅西口周辺エリア活性化事業に関するパートナー協定を2021年3月に締結している。協定は2029年度末までで、その間に段階的に事業を進める。日本エスコンは北海道日本ハムファイターズの新球場のネーミングライツ取得者でもあり(名称「ES CON FIELD HOKKAIDO(エスコンフィールドHOKKAIDO)」)、同球場を核として2023年に開業する「北海道ボールパーク」と積極的に連携しつつ、駅西口の低未利用地や既存インフラを活用し、持続可能なまちづくりをサポートする(関連記事:プロ野球・日ハム新本拠地で起工式、球場部分は2023年開業)(関連記事:自治体と一からつくる「野球を見なくても楽しい」ボールパーク)。

 活性化事業のコンセプトは「キタヒロ・ホームタウン-BASE」。新しい都市機能や居住環境の整備によってまちの求心力を高め、まちに関わるきっかけを提供し、交流・関係・定住人口の増加、持続可能な地域運営や地域循環経済の仕組みづくり、地域住民と連携したまちづくりを推進する方針だ。そのために、多様な人材が交流する場やイノベーションの拠点づくり、広場や公園、イベントスペース、歩行者空間などの整備、みんなでまちを支える地域運営、北広島らしい暮らし方のブランド化などに取り組む。

北広島駅西口周辺のエリア図(資料:北広島市)
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 事業は、日本エスコンによる用地取得・整備・運営を軸に、北広島市と協働しながら進める。駅西口周辺をA~Dの4エリアに分けて、2023年のボールパーク開業、2027年度予定の新駅開業を見据え、段階的に整備する予定だ。

 Aエリアは駅前広場(9411m2)と市有地(3609m2)で、複合交流拠点として商業や交流、宿泊機能を持たせ、駅前の玄関口にふさわしい広場を整備する。Bエリア(5514m2)は居住と商業、子育て支援などの複合交流拠点として、屋外アクティビティを生み出す公園の活用も検討する。Cエリア(3395m2)とDエリア(3396m2)は、分譲住宅と公共駐車場の整備を想定している。

 また、エリア内の民有地所有者などと対話を重ねて、低未利用地の活用や機能更新にも取り組む。各事業の実施にあたっては、地域主体でまちづくりの計画と運営を考えるマネジメント体制の構築を図る。