静岡県裾野市は2020年4月27日から5月29日まで、「スソノ・デジタル・クリエイティブ・シティ(SDCC)構想」を具現化するアイデアを公募している。SDCC構想は裾野市が3月23日に発表したもので、同市内にある東富士工場の跡地を利用してトヨタ自動車が構築するスマートシティ「Woven City:ウーブン・シティ」の存在を前提に、市民や企業がデジタル技術やデータの利活用によって地域課題を解決できる次世代型近未来都市を目指している(関連記事)。

SDCC構想具現化のためのロードマップ(出所:裾野市)
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公募テーマの1つである「データ連携基盤(都市OS)」のイメージ(出所:裾野市)
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 応募対象は民間の事業者、団体、大学などの研究機関で、オンライン会議に参加できることが条件となる。裾野市では当初、SDCC構想に参画意向のある事業者を公募してSDCCの推進協議会を設立する予定だったが、より幅広い事業者の参画を求めるとともに実効性のある取り組みを進めるために、協議会の設立に先立ちアイデアを公募することになった。

 公募テーマは、「SDCC構想で掲げる取り組みの方向性に記載した課題を解決するためのアイデア」「データ連携基盤(都市OS)の構築アイデア」「SDCC構想に関する効果的な広報のアイデア」の3つ。このうち、SDCC構想で掲げる取り組みの方向性に記載した課題には、「ウーブン・シティ周辺等の整備及び地域との融合」「高付加価値の産業育成・雇用の確保」などがある(裾野市のSDCC構想資料)。対象地域は裾野市全域、計画期間は2020年度から2035年度までの15年間となる。提案されたアイデアは、裾野市みらい都市推進本部事務局で受け付け、必要に応じて該当する市の担当部署との協議の場を設ける。

 なお、裾野市は今回の公募を告知するホームページに「SDCC構想の具現化に関しては、トヨタ自動車株式会社が構築する『ウーブン・シティ』とは直接の関係はありません」とただし書きを入れている。これについて同市は「SDCC構想はトヨタ自動車がウーブン・シティ内で展開する事業とは直接は関係しないこと、SDCC構想への参加がウーブン・シティ事業への参加を意味するものではないことを明示するために記載した」(みらい都市推進本部事務局)と説明している。

・発表資料