キッチンカー提供実験に出店する料理のイメージ(発表資料より)
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 神戸市は2020年5月7日、新型コロナウイルス感染症の拡大防止策の一環として日本移動販売協会が運営する「mobimaru(以下、モビマル)」と事業連携を行い、市有地を活用した市内飲食店舗等による移動店舗サービスの実験を開始した。食事宅配の「ウーバーイーツ」「出前館」との連携に続く、市の飲食店支援策の第3弾となる。

 期間は5月7日~5月20日の2週間で、毎日11時~19時の間、市内2カ所でキッチンカー各3台が営業している。実施場所はスーパーやコンビニ等の生活利便施設が近隣に不足している郊外の住宅団地として、東有野台団地 ・東有野台中公園西隣りの市所有地と秋葉台団地・秋葉台中公園が選定された。

実験に出店する店舗(発表資料より)
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 モビマルは「モビリティ=移動、乗り物」×「マルシェ=市場」を掲げるフードトラックサービス。 現在、関西圏の都心部を中心にオフィスビルの公開空地やコインパーキング、 遊休地などで日替わり・週替わりでさまざまな飲食サービスを提供している。

 今回の実験にあたり、神戸市は以下の3点を目的として掲げている。

  1. 飲食店支援:機会創出による販路の拡大や、PR効果の向上
  2. 家庭支援:家事や家計の負担軽減や、食卓のバリエーションの向上
  3. 地域支援:柔軟な土地利用による魅力創出や、生活利便性の向上

 具体的な支援策として、飲食店に対するキッチンカーの無料貸与、市有地の無償提供、出店料ゼロのほか、商品1点につき100円の助成などを実施する。助成額分を割引した価格で商品が提供されることにより、飲食店と家庭の双方に対して負担軽減をはかる。

支援策と取り組みによって期待できる効果(資料:神戸市)
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 また、新型コロナウイルスの感染対策としてテイクアウト限定の販売、アルコール除菌スプレーや商品の受け渡し場所などへのフィルター設置、1時間ごとの清掃、洗浄などを念入りに実施している。

 市は他地域での要望や出店希望に応じて今後の期間延長や実施箇所の拡大を検討していく予定だという。出店店舗、メニュー等の詳細内容については、神戸市のホームページに掲載している。