長野県上田市は、「上田市千曲川×依田川地区かわまちづくり管理運営に関するサウンディング型市場調査」を実施する。説明会の参加申込期限は5月26日、説明会は6月3日に開催。サウンディング参加申込は7月29日、サウンディングは8月4日に実施する。

 上田市では、「健幸都市(スマートウェルネス)の実現」を目標に、ウォーキング、ランニングなどの利便性を高め、健康増進の向上を図るとともに、誰もが集い、まちが賑わう地域拠点の創出を目指している。その前提に基づいて上田市が国と県と連携してまとめた「上田市かわまちづくり整備計画」では、「かわを感じ!かわと触れ合い!まちが賑わう!千曲川×依田川地区」を目標に掲げ、「自然空間の構築」「まちの拠点の創出」「河川空間の形成」を行うことを基本方針としている。

「上田市千曲川×依田川地区かわまちづくり」の対象地域。サウンディング調査の主な対象は大石橋(地図中央やや右)の近くにある管理ゾーンを中心とするエリアの施設。周辺には、しなの鉄道大屋駅があり、2km圏内には小学校、今年に開村35周年を迎える信州国際音楽村、4km圏内にはシャトー・メルシャン椀子(まりこ)ワイナリーもある(出所:上田市)
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「上田市千曲川×依田川地区かわまちづくり」の対象地域。サウンディング調査の主な対象は大石橋(地図中央やや右)の近くにある管理ゾーンを中心とするエリアの施設。周辺には、しなの鉄道大屋駅があり、2km圏内には小学校、今年に開村35周年を迎える信州国際音楽村、4km圏内にはシャトー・メルシャン椀子(まりこ)ワイナリーもある(出所:上田市)

 「上田市千曲川×依田川地区かわまちづくり」は、東から西に流れる千曲川の大屋橋付近から下流の新幹線鉄橋付近(上記地図の左上端よりさらに左側)までの流域が対象地域だ。市ではこの一帯を「(仮称)丸子かわまち公園」と呼んでいる。敷地面積は約1.8haに及ぶ。

 このうち、今回のサウンディングでは、主に大石橋(上記地図中央やや右寄り)に近い管理ゾーンを中心としたエリアに関する事業アイデアや管理運営内容の提案を求める。管理ゾーンには、延床面積100m2程度の管理棟の建設し、管理室・トイレ・シャワー室・休憩室・資材倉庫などを備える予定。管理ゾーンを中心にしたエリア内施設の運営の考え方(施設のコンセプト、誘客プログラム、料金設定、広報活動など)、地域貢献に対する考え方、行政に求める支援や配慮してほしい点などに関するアイデアなどだ。なお、今回はカフェなど飲食施設を設置する計画はない。

 担当する上田市丸子地域自治センター建設課は「サウンディング型市場調査を実施するのは初めて。施設の管理運営に関するアイデアを聞きつつ、事業運営に参加する民間事業者が現れるのを期待したい」と語る。

 国土交通省の「かわまちづくり」支援制度は、地域活性化の観点から、イベント施設の設置など河川空間を活用した賑わい創出や魅力あるまちづくりを行うため国や県といった河川管理者が支援を行うというもの。これまでに全国240カ所以上で「かわまちづくり」が進められている。