加古川市公設地方卸売市場の事務所

 加古川市は5月8日、「加古川市公設地方卸売市場」の余剰見込地の活用方法についてサウンディング型市場調査を実施する。民間事業者との対話によって、余剰見込地の活用の可能性や実施事業の可能性を把握、市場整備がより効果的になる方法を検討する。

老朽化が進んだ現在のせり場の改修を予定

 加古川市公設地方卸売市場は1973年に開設。地域の生鮮食料品の流通を支えてきたが、近年、施設の老朽化が課題となっていた。そこで卸売市場の整備を決定。市場敷地内の既存せり場棟の改修や、関連店舗施設を集約する。2023年度中に着工、2026年度中の完成を見込んでいる。整備に伴う概算事業費は約26億円。

 整備によって市場内に約8300m2の余剰地が生じる。より効果的に市場を整備、卸売市場の賑わいを創出することができる手法を検討するため、民間事業者を対象とするサウンディング型市場調査を実施する。

 サウンディングは6月3日〜6月28日に実施。参加希望者は6月7日までに申し込みが必要だ。これに先立ち、現地見学会・説明会を5月29日と6月5日に開催する(こちらの申込受付は5月31日まで)。サウンディング結果の公表は7月下旬を予定している。

 参加者はコンサルタント会社や開発事業者、不動産事業者などを想定。サウンディングの項目は、余剰地等の活用策と活用策の提案について。市場内事業者の事業展開にも相乗効果が期待できる余剰利用地の活用策や、多くの来場者が見込めるアイデアなどを聞く。さらに、提案事業の実施についての課題や、市が提示した条件での事業展開が困難な場合の活用策の提案なども受け付ける。

 加古川市の担当者は「サウンディングで余剰地の活用や卸売市場の機能を相乗的に向上できると考えている。民間事業者の発想を参考に、卸売市場の再整備事業の充実を図りたい」と語る。

現地周辺の地図と余剰見込地の配置

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