三重県松阪市は、「松阪市リバーサイド茶倉」と「道の駅茶倉駅」の施設運営管理について、民間事業者に対するサウンディング調査を実施する。2021年5月13日に調査の実施要項を発表した。提案の受付期間は6月14日~7月20日で、7月26日~30日の間に個別ヒアリングによる調査を行う。

松阪市リバーサイド茶倉、道の駅茶倉駅の全体概要図。香肌峡県立自然公園内の櫛田川沿いにあり、いずれも設置から20~30年が経過して施設の老朽化が進んでいる(資料:松阪市)
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 松阪市リバーサイド茶倉は市内を流れる櫛田川沿いにあるアウトドア施設で、コテージ、バンガロー、テントキャンプ場、バーベキューハウスなどがある。道の駅茶倉駅は国道166号沿いにある道の駅で、松阪市リバーサイド茶倉の櫛田川対岸に位置する。いずれも2006年に指定管理者制度を導入しており、現在の指定管理者との契約は2023年3月末に終了する。

松阪市リバーサイド茶倉、道の駅茶倉駅の位置(資料:松阪市の資料を一部加工)
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施設の写真(資料:松阪市の資料を一部加工)
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 市では2023年4月以降の施設運営管理について、多様な提案を受け入れることが可能な公募条件の策定を目指しており、今回のサウンディング調査では従来の指定管理者制度にとらわれない事業方式や活用方法のアイデアを、民間事業者との対話を通じて探りたいとしている。市は、両施設を過疎地域における観光交流人口の増加に欠かせない施設と位置付けており、調査では施設の貸付、譲渡などを含むあらゆる事業方式を想定して、地域の活性化に役立つ提案を求める。同調査を参考に策定した公募条件による施設管理者の公募は、2022年4月ごろを予定する。調査に先立ち、6月14日~21日にかけて現地見学会を行う。(申込締切日は6月10日、新型コロナの感染拡大防止のために中止する可能性もある)。

 それぞれの施設の活用条件は、松阪市リバーサイド茶倉が「都市部との交流を積極的の行い、観光情報の発信などで地域振興を図る施設として活用する」、道の駅茶倉駅が「道路利用者のための『休憩機能』、『情報発信機能』、『地域の連携機能』の3つを併せ持つ休憩施設として活用する」。民間事業者は収益事業を実施するための施設の活用方法を自由に提案できるが、その際の事業に関わる初期投資は民間事業者が負担する。施設の維持管理費や運営費の負担方法は、公募時の提案内容に基づいて決定する。