2019年6月から実施している大阪府豊中市のSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)、「とよなか卒煙プロジェクト」の参加者は3月末時点で合計792人となった。同事業を受託するキュア・アップ(CureApp、東京都中央区)が4月28日に発表した。成果指標の1つである参加者数の目標値(900人)には達しなかった。参加申し込みは2月28日に締め切っている。

 「とよなか卒煙プロジェクト」は、受託事業者のキュア・アップが参加者に「ascure(アスキュア)卒煙プログラム」を提供する。スマートフォン専用アプリを通じた支援や指導員とのオンライン面談などと、禁煙補助薬の配送を組み合わせ、通院せずに禁煙支援が受けられるというものだ。豊中市などによると、禁煙成功者を増やす目的のSIBは世界初だという。

プログラムの特徴(「とよなか卒煙プロジェクト」のチラシより)

 「とよなか卒煙プロジェクト」への主な資金提供者は三井住友銀行と社会変革推進財団(SIIF)で、SMBC信託銀行が信託機能を提供、キュア・アップは信託受益権販売をプラスソーシャルインベストメントに委託している。SIIFは中間支援組織としてプロジェクトの管理運営を支援する。委託料総額は6100万円。

 プログラムは、豊中市在住者は無料で、在勤者は3000円で参加できる。同プログラムでは通常は6カ月後に禁煙達成状況を確認するが、「とよなか卒煙プロジェクト」では12カ月後にも確認をする。今回の最終的な成果指標は「プログラム参加から12カ月後の禁煙継続者数」としており、450人を目標にしている。

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