静岡県菊川市と国土交通省中部地方整備局浜松河川国道事務所、地域住民、民間事業者からなる「菊川かわまちづくり協議会」は、市内を約28kmにわたって流れる菊川の河川敷を利活用するための社会実験を実施する。

 実証実験の期間は7月22日から11月29日まで。菊川文化会館アエルに隣接したエリア1と、中心市街地に近いエリア2の2カ所で実施する。いずれも菊川市六郷地区に位置する。社会実験の実施プログラムとしては、飲食の提供やキャンプなどのアクティビティを想定している。

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2カ所の対象エリアの概要(募集要項より)

 実施事業者の受付は6月14日まで。地域や市の活性化に寄与が可能か、にぎわいと憩いの場として菊川を活用しているか、周辺環境への配慮、公共空間の適正管理、安全性などの項目について、菊川かわまちづくり協議会が審査し、6月17日~7月19日の間に候補者を決定する。

 菊川かわまちづくり協議会では、社会実験を通じて、ニーズの把握や営業活動の実態や課題を確認し、今後の菊川河川敷の利活用の可能性を探る。また、同協議会が策定した「菊川かわまちづくり計画」の実現が可能かどうかを検証する。同計画は、民間事業者の力を活用して菊川の水辺空間を市民が気軽に楽しめるスポーツ&アクティビティフィールドとすることを目指すというものだ。

 菊川の河川敷では以前から国交省浜松河川国道事務所らによる「ミズベリング菊川」プロジェクトが推進されており、周辺でのコンサートの開催や立食形式のカフェの営業、カヌー体験イベントなどを実施している。今回の社会実験は、「ミズベリング菊川」と並行して実施する。市の担当者は「菊川河川敷を利用して、2019年3月に開催した『流し麺連続キャッチ ギネス世界記録挑戦』のように、河川敷地の利活用の可能性を広げ、将来的なまちづくりにつなげたい」と語る。

菊川河川敷で実施されたきくがわテント村のキャンプ体験イベント(写真提供:菊川市)
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ミズベリング菊川が実施した水辺ライブ(写真提供:菊川市)
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「流し麺連続キャッチ ギネス世界記録挑戦」のチラシ(資料提供:国土交通省)
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