2017年より工事のため休館していた「京都市美術館」は、5月26日に「京都市京セラ美術館」としてリニューアルオープンした。ただし、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、入館は京都府在住者限定の事前予約制とし、入館者を展覧会30分ごとに50人と制限する。また、入館時に検温を実施するなどの制限を行う。

京都市京セラ美術館。開館に合わせて新型コロナ対策の最前線で働く医療従事者に感謝の意を表し本館をブルーライトアップする(写真:村上美都、提供:京都市京セラ美術館)
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 開館時に開催されるのは、予定されていた展覧会のうち「杉本博司 瑠璃の浄土」と京都市美術館所蔵品展示(春期)など。無料エリアのカフェやミュージアムショップなどもへも事前予約した入館者しか入場できない。

 同美術館が、新型コロナウイルス感染症拡大防止のために設けた制限は以下の通り。

  1. 展覧会ごとに事前予約制とする
    事前予約期間は5月26日(火)~ 6月7日(日)、電話か予約専用webサイトで観覧日前日まで受付(月曜休館。6月9日以降も事前予約制による入場制限を継続する予定)。展覧会ごとの予約が必要。申込時には予約者、同伴者の住所,氏名,電話番号が必要
  2. 前売券や招待券等を持っている人も必ず事前予約を行う
  3. 予約は予約者を含めて4人までで、団体申し込みはできない
  4. 同伴者を含めて京都府内在住者のみが対象で、府外の在住者が予約をした場合はキャンセルとなる
  5. 展覧会30分ごとに50人の定員制。申込先着順で、定員になり次第受付終了
  6. 観覧時間は1時間以内

 その他、入館時に体温チェックを実施。事前予約していても、37.5度以上の熱がある人は入場できない。館内ではマスクの着用、咳など風邪の症状がある人も入館できない。

 また、同館では手指消毒液の設置、手すりやコインロッカーの随時消毒、スタッフの検温やマスクの着用を行い、感染症対策を行うとしている。

 京都市美術館は昭和天皇の即位を記念して1928年に建設が計画され、1933年にオープン。2014年にリニューアルが計画され、2018年から工事が始まっていた。当初、2020年3月21日に開館が予定されていたが、新型コロナウイルス感染症拡大防止のため延期されていた。なお、名称は2017年に京都市と京セラが契約期間50年、契約金50億円(税別)でネーミングライツ契約を締結。「京都市京セラ美術館」に変更された。