北海道南幌(なんぽろ)町は、中央公園多目的広場内の敷地を活用して建築予定の「南幌町誘客交流拠点施設」を整備・運営する事業者の公募型プロポーザルを実施する。参加申し込みは7月9日まで。8月11日までに提出された企画提案について、8月下旬のヒアリング審査を経て事業者を決定する。施設は2022年5月のオープンを目指す。

中央公園の現況イメージ(資料:南幌町)
[画像のクリックで拡大表示]

 施設は、延べ床面積がおおむね900m2以上の平屋を基本とした建築基準法上の「児童厚生施設」とする予定。子どもの遊戯エリアを中心に多世代が集い、交流する憩いの場となる多目的エリアを含む複合施設として、管理事務室、トイレ、倉庫などの設備を備えるものを想定している。事業費の上限額は、設計業務や建設工事にかかる施設整備業務費を9億2400万円、維持管理運営業務費を2100万円とし、全体では9億4837万7000円と設定している。

当事業の整備予定地(資料:南幌町)
[画像のクリックで拡大表示]

 事業は、町が施設の所有と資金調達を行い、建設や運営などの業務を特定事業者に包括的に委託するDBO(公設民営)方式で実施する。委託するのは(1)設計業務、(2)建設業務、(3)維持管理運営業務、(4)エリアマネジメント推進業務の4業務。このうち、(3)の業務期間は22年4月~32年3月の10年間、(4)は契約締結翌日~23年3月だ。

 施設建設の目的は、中央公園を活用して新たな交流とにぎわいを創出するとともに、地域住民や地域団体、 施設運営企業や行政が連携・協働してまちづくりに主体的に関わり、実践していくためのマネジメント体制を構築すること。そのため、委託内容にエリアマネジメント業務を含めることで、事業者の施設整備・運営と住民の主体的な活動をより密に連動させる狙いだ。

エリアマネジメントのイメージ(資料:南幌町)
[画像のクリックで拡大表示]

 南幌町は、隣接する北広島市の北海道日本ハムファイターズのボールパークの建設や、数年後に開通を予定している道央圏連絡道路などにより、今後、人の流れが大きく変わると予想。かねて、高齢化問題の解決を目指して「30年後も子ども達といる風景」を掲げて街の活性化に取り組んできたが、この事業の実施を契機に町市街地への誘客を図る。

南幌町の地理的優位性(資料:南幌町)
[画像のクリックで拡大表示]