千葉県成田市は、市街化調整区域内にある旧久住第二小学校の跡地を有効活用するために、広く民間事業者からアイデアを求めるサウンディング型の市場調査を実施する。調査の実施は6月1日~20日。参加表明は、所定のエントリーシートにて6月15日まで受け付ける。調査に先立ち5月30日10時から現地見学会を実施する。

久住第二小学校跡地の様子(写真:成田市)
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 成田市では2016年12月、敷地内に現存する校舎と体育館を一体的に利活用する条件で、公募型プロポーザル方式にて対象地の事業者を募集した。4者が説明会に参加、うち1者から提案書の提出があったが、募集要項で規定していた提案に対する諸条件を満たさず、二次審査に至らなかった。民間事業者からは、市街化調整区域にあり事業成立の可否の判断が難しい、公募期間が短期間で応募しにくい、といった意見が出たという。このため、市では再公募に先立って民間事業者とのサウンディング型市場調査を行い公募条件を整理したり、募集開始から一次審査書類提出までの期間を長く取ったりするなどして、事業者が応募しやすい条件を整える。

 旧久住第二小学校は1873年に開校し、2011年3月末に閉校になった。成田国際空港から10キロ、JR成田線久住駅から6キロの場所にあり、敷地面積は1万1204m2だ。跡地には1971年築、延べ床面積1796m2の校舎と1980年築の体育館のほか、プールや遊具、倉庫などがあり、いずれも閉校時のままの状態になっている。

 今回の調査では、建物を含めた敷地全体の一括貸し付けを想定し、既存の土地・建物を活用して展開できる事業アイデアを求めている。ただし、この条件による活用が困難な場合は、ほかに検討できる活用方法があれば提案を求める。そのほか、当該地とその周辺環境にふさわしい地域貢献の取り組みのアイデア、および前回の公募条件から変更したほうが良いと思われる点などの提案も求めている。成田市では7月以降に、調査結果の概要と、結果を踏まえた事業者公募の概要について公表する予定だ。