ジョルダンの「公共交通データHUBシステム」 (資料:ジョルダン)
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Google Maps「おすすめルート」のバス運行情報の表示イメージ (資料:みちのりホールディングス)
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 みちのりホールディングス(東京都千代田区)とグループ会社である会津乗合自動車(福島県会津若松市、以下、会津バス)は、バス運行情報などの交通系データを活用するハッカソン「会津若松公共交通オープンデータマラソン(Aizu Transportation Open-data Marathon:ATOM)」を実施する。みちのりHDでは自社グループのバスの運行データ(リアルタイム運行情報、時刻表、運賃、路線など)をオープンデータとして公開しており、ハッカソンではこれらのデータを活用した新規サービスのアイデアを募集する。

 応募締め切りは2019年6月28日で、参加要件は会津若松市を中心とする福島県中通りエリアの住民および通学・通勤する個人(大学生以上)、または中通りエリアに拠点を持つ企業。「会津における交通に関連したオープンデータを使用し、会津をもっと良くするアイデアを募集」というテーマに沿って、「オープンデータ活用の新規性」と「利用者の利便性向上または運行効率の向上につながるもの」という2つの審査基準で3組のアイデアを選考し、最優秀賞に20万円、第2位に10万円、第3位に5万円の賞金を授与する。

 選ばれた3組は新規サービスのプロトタイプ(試作品)を2019年9月22日までに開発し、9月27日のお披露目会に出展する。プロトタイプの開発は、会津若松市の地元IT企業であるデザイニウム(福島県会津若松市)がサポートし、TISがオープンデータ連携基盤のオープンソースソフトウエア「FIWARE」の利用で技術協力する。お披露目会には主催の会津バス、みちのりホールディングス、後援の会津若松市、会津大学に加えて、報道機関、協賛企業であるTIS、ジョルダン(東京都新宿区)、KDDI、住友電気工業が参加予定だ。

 みちのりホールディングスは2018年7月より、グループ会社のバス運行情報をオープンデータとして公開する取り組みを実施している。データは国土交通省の標準フォーマット「GTFS-JP」および「GTFS-RT」を使って、ジョルダンの「公共交通データHUBシステム」を通じて提供されており、第三者が乗り換え案内などで利用することができる。すでにGoogle Mapsの「おすすめルート」が、グループ会社である関東自動車(宇都宮市)の運行情報を利用しているという。