対象地内の建物外観(出所:呉市)
対象地内の建物外観(出所:呉市)
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対象地の位置図(出所:呉市)
対象地の位置図(出所:呉市)
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 広島県呉市は、市中心部にある旧呉市消防局・西消防署庁舎敷地について、民間事業者との対話を通じたサウンディング型市場調査を実施する。対話は6月15日から7月25日の間の30〜60分ほど、呉市役所本庁舎で行う予定だ。参加申し込みは7月15日まで。同期間中に現地見学を希望する場合は事前連絡をする。  

 対象地は、「今西通り」と「呉市立図書館・呉信用金庫ホール前の通り」の交差点に面しており、JR呉駅まで約400m、中通り商店街や市役所までも徒歩圏の市中心部に位置する。今回の調査は、まちの賑わいや魅力を生み出すことを目的に、次の可能性を含む事業のアイデアを募集する。

  1. 地域の活性化と様々な世代が暮らす賑わいのある地域への貢献
  2. 子育て・教育・文化を具現化できる地域への貢献
  3. 人々が集い交流できる地域への貢献
  4. 地域住民ニーズや地域課題への対応
  5. その他(中央地区における回遊性の創出や居心地の良い空間整備を行うもの)

 敷地内には、庁舎(延床面積1697.75m2、築57年)をはじめ、現在、5つの建物が残っている。耐用年数を経過しているものもあり、市は、これらの建物の解体撤去を想定しているが、既存の建物を利用する提案も可能。事業方式(所有形態、管理・運営方法など)は自由で、一体活用が前提だが、分割活用の提案も受け付ける。市は優れた提案内容の場合、鑑定評価額を下回っての譲渡や貸し付けも検討するという(議会での議決が必要)。

 呉駅周辺地域では、交通ターミナルの整備や旧そごう呉店の土地活用に向けた取り組みが進められている。また市では、官民連携のリノベーションまちづくりが行われている中通商店街と、JR呉駅との間の回遊性の創出も必要と考えており、まちなか居住の環境整備事業などの効果を高める取り組みを模索してきた。

 今回の調査結果は、8月上旬以降に市のホームページで公表する予定。事業者選定においては今後、公募型プロポーザルなどを実施する予定で、市は、今回の提案内容が公募などの条件に反映される可能性を示している。