• ビジネス
  • xTECH
  • クロストレンド
  • 医療
  • TRENDY
  • WOMAN
  • ショッピング
  • 転職
  • ナショジオ
  • 日経電子版
  • 日経BP

ニュース

記事一覧

購入した大久保駅前のJT跡地を売却、明石市

保育所の騒音を前提とした住宅開発を期待

山田 雅子=ライター【2018.6.5】

 兵庫県明石市は、JR神戸線大久保駅の南に位置する約3万6000m2の市有地を、公募型プロポーザル方式で売却する。7月に書類審査を、9月下旬にプレゼンテーション審査を実施する予定だ。市有地は、大規模な工場跡地を再開発したエリアにあり、すでに住宅や商業施設、教育施設からなる良好な街並みが形成されている。  

[画像のクリックで拡大表示]
売却予定地の広域図(資料:明石市)

 明石市では、民間の企画力とノウハウ、資金力を活用して、良質な居住環境の整備(質の高い住宅の供給)を中心とした開発を実施したい意向だ。そこで、提案内容と価格を総合的に評価する公募型プロポーザル方式で、売却先を選定することにした。

 売却対象の市有地は、日本たばこ産業(JT)の工場跡地だ。周辺の再開発が進んでいた当時は操業中で、地区全体の再開発から取り残される形となった。その後、2015年に工場の操業を終えたことから、地区の開発の総仕上げとして、市が主体となって民間開発の誘導を行うために、市は2017年末にこの土地を取得した。

 工場跡地全体の面積は5万5930m2だ。このうち約5100m2は、すでに市が認可保育所用地などの用途で使用しているほか、将来の公共公益施設用地として、約1万5000m2を確保しておく計画だ。売却する部分は、これらを除いた約3万6000m2の広さとなる。市が設定した売却基準価格は、36億3000万円だ。プロポーザル参加事業者は、約1万5000m2の公共施設用地をどこに配置するかも含めて、全体計画を提案する。

 市は、当該地について、周辺と調和の取れた質の高い住環境と公共公益施設の一体的な整備と活用を進めていく方針だ。開発によって、市が掲げるビジョン「住みたい・住み続けたいまち」「こどもから高齢者まで誰にもやさしいまち」「ユニバーサルデザインのまちづくり」の実現を目指す。

 具体的には、良質な居住環境の整備(質の高い住宅の供給)の形態は分譲・賃貸、戸建住宅・集合住宅のいずれも可能とする。ただし、明石市立大久保南幼稚園、大久保南小学校、大久保中学校の園児、児童、生徒数が急激に増加することがないよう、住宅供給スケジュールを計画すること、分譲を行うときの重要事項説明書に「JT跡地に設置予定の認可保育所からの騒音等の可能性があること」といった内容を盛り込むことなど、まちづくりを意識した条件がある。

 また、居住環境の整備以外にも、子育て支援や教育施設、福祉・介護などの地域を支援する施設、医療機関や専修学校などを提案することもできる。

 プロポーザル参加には事前登録が必要だ。登録受付の締め切りは7月13日。6月15日まで質問を受け付ける。一次審査書類の提出期間は7月10日から13日までで、一次審査を通過した場合、9月3日から9月7日の期間に二次審査書類を提出する。その後、9月下旬を目途にプレゼンテーションを実施し、2週間後に事業者を決定する予定だ。決定後は30日以内に仮契約し、12月の市議会での議決を経て本契約となる。事業者は、本契約から1年以内に工事に着手するものとする。

企画・運営
  • 日経BP総研
お知らせ
健康ソリューション

<注目!>医療、福祉、スポーツ、ウォーキング、食育……「健康」と地域活性化を結び付けた取り組みが活発化しています。

記事サーチ

都道府県別記事一覧

「新・公民連携最前線」の掲載記事を都道府県別にご覧いただけます。「地方創生」「CCRC」「コンセッション」など注目キーワードの記事一覧も用意しました。

ページトップへ