奈良県三宅町は2020年7月1日からBABYJOB(大阪市淀川区)が運営する紙おむつ定額制サービス「手ぶら登園」を町内の公立保育園に導入する。手ぶら登園は、紙おむつを保育園に直接届けるサブスクリプション型のサービス。保護者は名前を書いた紙おむつを自宅から保育園に持参する必要がなくなるため、ゆとりをもって登園できるようになる。

手ぶら登園のサービス概要(出所:BABYJOB)
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手ぶら登園導入の流れ(出所:BABYJOB)
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 三宅町は、保育士の働きがいと保護者の満足度の関係などを研究するNECQA(保育士と保育の質に関する研究会、代表:小崎恭弘大阪教育大学准教授)と「子育て連携協定」を締結しており、NECQAをアドバイザーとして教育保育施設の環境整備に取り組んでいる。BABYJOBは同研究会の賛同パートナーであり、手ぶら登園は連携協定の一環で導入される。

 手ぶら登園を利用するためには通常、その保育園が同サービスに対応しており、なおかつ保護者がBABYJOBとサブスクリプション契約を結ぶ必要がある。だが、三宅町ではBABYJOBと町とが契約を結ぶため、保護者が料金を直接負担することはない。また、使用済の紙おむつも町が廃棄することになっており、保護者が自宅に持ち帰らなくてよくなる。

 手ぶら登園では、保育園側がWebブラウザーの管理画面を使って、紙おむつを適宜発注する。その際、管理画面に未開封の紙おむつ在庫状況を入力すると、サイズごとに適切な発注数が表示される仕組みとなっている。BABYJOBは現在、ユニ・チャームの協力を得ながら30以上の都道府県で同サービスを展開しているが、公立の保育園で導入するのは三宅町が全国で最初になるという。