地元の農業や野菜の魅力をアピールする施設に

建物側面のイメージ。大屋根がゆるやかな曲線を描く(画像:キユーピー)
建物側面のイメージ。大屋根がゆるやかな曲線を描く(画像:キユーピー)
[画像のクリックで拡大表示]
建物正面のイメージ。木を使って温かみを演出する(画像:キユーピー)
建物正面のイメージ。木を使って温かみを演出する(画像:キユーピー)
[画像のクリックで拡大表示]

 「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」のデザインは、「温かみ」や「自然との一体感」を重視した。建物は農園側に大きく開き、外部に向けて広がりを感じられるようになっている。深谷の産業であるレンガをアクセントとして建物や景観に取り入れる。農園では、季節ごとに色とりどりの野菜が実るほか、草花とハーブの寄せ植えなどもして、来場者や地域住民、施設スタッフで少しずつ景観を育てていくという。

 レストランでは、地元野菜や新鮮な旬の素材を使った料理を提供する。メニューなどの監修を、地域農業のサポートや子どもの食育などに力を入れる料理人の音羽和紀氏と音羽創氏が担当する。和紀氏は地産地消を提唱し、野菜の持ち味を生かした料理で知られる。和紀氏の次男である創氏は、土地の歴史や文化を重んじる一方、現代的なセンスも加えた料理を提供するという。

 体験農園では、季節に合わせたヨーロッパ野菜や新顔野菜などの収穫体験ができる。新顔野菜とは、輸送や貯蔵などの技術が向上したことにより、新しく一般市場に流通するようになった野菜の総称だ。

 マルシェでは、旬の新鮮野菜・果物の食べ方を提案しながら販売する。野菜教室は野菜について五感で学べる内容を予定している。

 体験農園・マルシェ・野菜教室の監修は、コスモファーム(香川県高松市)の中村敏樹代表が担う。コスモファームは、野菜の少量多品目生産や、マルシェやレストランへの直接販売、野菜を使い切る加工食品の開発などを手掛けている。