プロジェクト「バンシェルター」の支援スキーム(出所:プロジェクト「バンシェルター」)
[画像のクリックで拡大表示]
提供されるキャンピングカー、キャンピングトレーラーの例(出所:神奈川県)
[画像のクリックで拡大表示]
プロジェクト参加企業と支援内容。ONEは小田急電鉄の地域密着型サービスプラットフォーム、ONEパートナーはその協力企業(出所:プロジェクト「バンシェルター」)
[画像のクリックで拡大表示]

 プロジェクト「バンシェルター」は神奈川県の要請を受けて、医療従事者の待機・休憩場所となるキャンピングカーやキャンピングトレーラーの同県内の医療機関への無償貸し出しを開始した。対象は県が整備を進める医療体制「神奈川モデル」に協力する6カ所の医療機関で、今後、順次拡大していく。

 貸し出し車両は約10台を予定しており、同プロジェクトの実行委員会が車両提供を求める医療機関と、協力を希望する車両保有者をマッチングさせて調達する。さらに、同プロジェクトによる支援の一環として、小田急電鉄とそのグループ企業やパートナー企業が、車両で使用するリネン類(車内用シーツ、枕、フェイスタオル)、食料・飲料などを提供する。

 神奈川モデルは、新型コロナウイルスの感染拡大による医療崩壊を防ぐために神奈川県が整備している医療体制のこと。患者を受け入れる医療機関を、症状の重さに応じて「高度医療機関」「重点医療機関」「重点医療機関協力病院」に役割分担して、医療体制の充実を図っている。

 神奈川県ではこの取り組みに加え、県内の医療機関・従事者向に対して民間事業者が食品やお弁当などを無償提供する仕組み2件も同時に発表している。

 プロジェクト「バンシェルター」は、Carstay(東京都新宿区)とCarLife Japan(同)による実行委員会が運営しており、これまで4つの病院に計8台のキャンピングカーやキャンピングトレーラーを貸し出した実績がある(クラウドファンディングサイト「Campfire」のバンシェルター紹介ページ)。両社はクルマを使った旅行に関連する各種サービスを提供しており、新型コロナウイルスの早期収束を願うアウトドア業界を代表して同プロジェクトを立ち上げたという。プロジェクトでは当面、関東近郊で数十台、全国で100台以上の車両を医療機関に提供することを目指している。