名古屋市東山動植物園は2020年5月26日、ヤフーのデジタルチケット販売サービス「PassMarket(パスマーケット)」を使った入場予約チケットの発行を開始した。

 東山動植物園は、新型コロナウイルスの影響で4月10日に臨時休園となり、6月2日に約50日ぶりに再開した。再開後は、感染症対策の混雑回避のため、入園者数の上限を1日5000人程度に抑えており、入園希望者はPassMarketが1日5000枚だけ発行する入場予約チケットを事前に入手しておく必要がある。また、保健所からの連絡などで新型コロナ感染者の来園が確認された場合、その感染者と同日に来園した人たちにPassMarketのメッセージ機能を使って注意喚起のメールを送信する。

PassMarket発行の入場予約チケットの利用イメージ(出所:ヤフー)
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 名古屋市とヤフーは5月18日、「ICTを活用する新型コロナウイルス感染症対策により、市有施設での感染拡大を防止するための措置を相互に連携・協力し実施することを目的とする覚書」を締結している。PassMarketはその一環としてヤフーから名古屋市に提供されたもので、ヤフーに支払う手数料(チケット販売収入の3.24%)が無料となっている。PassMarketを使った入場予約チケット発行は「新型コロナが収束するまで。少なくとも6月いっぱいは続く」(東山動植物園)という。

6月4日現在の東山動植物園サイトトップページ。来園前の予約を呼び掛けている

 PassMarketは、パソコン、スマートフォン(スマホ)、タブレットを使ったデジタルチケットの販売サービス。購入したチケットは、スマホ画面にQRコードとして表示したり、パソコンから印刷したりして使用する。メールやLINEを使って、第三者にチケットを譲渡することもできる。通常は、チケット発行時にクレジットカードやコンビニ決済などで代金を支払うが、東山動植物園の入場予約チケットは無料で発行され、来園者は園の受付で入園料を支払うか、年間パスポートを提示する。

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