実証実験でも実施していた「自分DE見守りサービス」(有料、実証実験時は無料)に加え、無料の「問合せ型見守りサービス」を開始(提供:四條畷市)
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 大阪府四条畷市は関西電力と共同で進めていたIoTを用いた小学生児童の見守りサービス「自分DE見守りサービス」を、4月後半から市の事業として本格的にスタートした。

 市は児童を狙った犯罪に対する保護者の不安を減らすため、関西電力と2018年5月から9月にかけて広域見守りサービスの実証実験を実施した。実験に参加した保護者にアンケートを実施したところ好意的な意見が93%に上ったため、2018年1月から有料サービスとして継続。今年度から公共事業として本格実施となった。6月10日時点で、「登録者は児童の約1割」(学校教育課)だという。

 「自分DE見守りサービス」は、登録した保護者がスマートフォンやパソコンから子どもの位置情報を確認できるシステム。児童に専用端末を持たせることで町中に設置された見守りポイントが端末を検知し、児童の現在位置や通った道を把握できる仕組みだ。月額462円、年一括払い4992円で利用できる。さらに今年度からは、無料の「問い合わせ型見守りサービス」も新たに始めた。子どもが事件や事故に巻き込まれたおそれがある場合、保護者が学校や市教育委員会に問い合わせると、市教育委員会学校教育課が検索、子どもの位置情報を確認できるというものだ。

 見守りポイントは公民館や図書館などの公共施設、学校や公園、コンビニなど児童がよく出入りする場所140箇所に設けられている。また、スマートフォンに専用アプリ「otta見守り人」をインストールすると、市民が移動する見守りポイント「見守り人」として登録できるのもサービスの特徴だ。現在、四条畷市では見守りポイントと合わせて多くの見守り人が登録して精度を高めている。

 市の担当者は「今回の事業化により児童にとって安全な環境を作り、保護者が安心できる街をつくりたい。地域全体で子どもたちを見守る空気感が犯罪に対する抑止力にもつながると期待している」とコメントする。

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