施設の配置図(資料:北上市)
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ホテル棟のイメージ(資料:北上市)
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手前からマンション棟、オフィステナント棟、立体駐車場のイメージ(資料:北上市)
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 岩手県北上市のJR北上駅東口に隣接する市営北上駅東口駐車場敷地で、ホテル、オフィス、店舗、賃貸マンション、立体駐車場から成る複合開発が6月24日に起工する。事業者は、公募プロポーザルで選ばれた宮城建設(久慈市)、佐藤組(北上市)、北上物産(北上市)、アベヤス(北上市)、久慈設計(盛岡市)の5社が組成した特別目的会社(SPC)、北上駅東口都市開発だ。

 建設地は、現在は平面駐車場として利用されている約1万m2の公有地。北上市は、公民連携による有効活用を計画し、2019年5月から10月にかけて事業者の公募を実施し、SPC構成企業による北上ステーションイーストゲート(KSEG)プロジェクトチームを優先交渉権者に選定。2020年3月に本契約を締結した(市の発表資料)。SPCは、市からこの土地を無償で借り受け、各施設を整備する。土地の使用貸借期間は、2020年3月12日から2050年3月11日までの30年間。ただし、更新が可能で、SPCは40年間の事業期間を想定している。総事業費は50億円となる見込みだ。

 SPCは、ここに立体駐車場棟、ホテル棟、オフィステナント棟、賃貸マンション棟を整備する。市営駐車場として、駐車可能台数を減らして継続利用しながら、敷地の一部に、外置きも含めて504台の規模の立体駐車場棟を先行して整備。その後、ホテル棟、オフィステナント棟、賃貸マンション棟を順次、整備していく計画だ。

 ホテル棟は地上9階建て、延べ床面積5517m2、客室数175室の規模で、SPCの構成会社である北上物産が「草のホテル」として運営する。オフィステナント棟は地上6階建て、延べ床面積2450m2の規模で、1階が店舗、2階から6階がオフィスとなる予定だ。賃貸マンション棟は、地上10階建て、延べ床面積2724m2、総戸数45戸。立体駐車場棟とオフィステナント棟、賃貸マンション棟は、SPCが運営する。立体駐車場棟の完成は2020年12月、全体の完成は2022年春を予定している。