神戸市は、民間提案型事業促進制度(CO+CREATION KOBE Project)に基づいて、2020年度の事業提案を募集する。神戸市の社会課題解決につながる事業に対して、経費の一部、上限100万~200万円を補助するもの。補助金は初年度のみ。次年度以降は補助金なしで事業を持続できることが審査項目の1つとなっている。エントリーは7月10日まで、提案書提出は7月17日まで。7月下旬にプレゼンテーションを行い、8月上旬に選定結果を公表、11月頃に中間報告会、年度末に最終報告会を開催する。

CO+CREATION KOBE Projectのフロー(発表資料より))
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 提案の要件は「公益性が高い」「神戸市の行政課題の解決に資する」「今年度末までに具体的な成果を期待できる」「事業計画及び事業費の見積もりが適正」のすべてを満たすこと。テーマには(1)神戸市が指定した課題の解決を目指す「WISH型」、(2)withコロナ社会に対応し「神戸創生戦略」の視点を踏まえた「ACTIVE型」、(3)中学生以下を対象とした創造的学びのプログラム「こどもの創造型」の3種類がある。

 (1)の「WISH型」は「子どもの居場所づくり(こども食堂)と学童保育での昼食提供にかかる配送(デリバリー)システムの構築」「再生可能エネルギーを活用した都市型の地産地消モデル」の2課題。補助金額は事業遂行に直接的にかかる経費の3分の2以内で上限200万円。

 (2)の「ACTIVE型」における「神戸創生戦略」の基本目標は、「安定した雇用を創出する」「新しいひとの流れをつくる」「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」「時代に合った地域をつくり、安全なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する」。これらを意識しながら、withコロナ社会に対応したアイデアを求める。補助金額は経費の2分の1以内で上限200万円。8件程度の採択を予定しており、うち3件はIoTなどデジタル技術を用いた提案を優先的に選定する。

 (3)の「こどもの創造型」では、「こども達が好奇心を掻き立てるような体験」「こども達が自ら発見し、気づく体験」「こども達が自ら決定し、挑戦する体験」「こども達が本物(先端技術、各分野で活躍する人物等)と出会い、ぶつかる体験」「こども達が新型コロナウイルス感染症に関連して、今後必要とされる持続可能な社会について考える体験」の視点から、中学生以下を対象とした創造的学びのプログラムを募集。プログラムの実施に際し、新型コロナウイルス感染症対策の徹底が条件になる。採択は数件、補助金額は経費の2分の1以内で上限100万円。

 いずれも、対象となる経費は、事業者に決定した日以降に、業務の遂行に直接必要になるもの。交付決定額の2分の1以内の範囲で、事業期間中に概算払いを受けることも可能だ。さらに市では、事業スキームの検討や関係機関との協議、調整にかかる窓口紹介・相談、市の媒体による広報などの支援を予定している。また、年2回の報告会を通じて様々な企業・団体との交流を促す計画だ。