「日経デジタルヘルス」2019年6月10日付の記事より

 MRTと協和ケミカルは、オプティムと3社で行っている愛知県北設楽郡豊根村でのオンライン服薬指導(遠隔服薬指導)の実証実験について、患者4人体制になったと発表した。豊根村は薬局が1軒もなく、医師の人手不足や高齢化も進んでいることから、より効率化した医療の提供が重要視されている。

実証実験の実施概要のイメージ(出所:MRT)
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 2018年5月に国家戦略特区の愛知県で遠隔服薬指導事業が認められたことを受け、協和ケミカルはMRTとオプティムが提供する「オンライン診療ポケットドクター」を用いたオンライン服薬指導(遠隔服薬指導)を活用した実証実験を行うこととなった。

 実証実験では、豊根村の村民が「オンライン診療ポケットドクター」を使って村営豊根村診療所の医師の診察を受ける。医師の作成した特定処方箋は協和ケミカルが運営する薬局に郵送され、それを受け取った薬剤師が「オンライン診療ポケットドクター」を使ってオンライン服薬指導(遠隔服薬指導)を行う。これにより、患者は自宅に居ながら医師による診療と薬剤師による服薬指導を一括して受けられるとともに、処方薬も自宅へ配送されるようになる。

「オンライン診療ポケットドクター」を用いたオンライン服薬指導(遠隔服薬指導)の利用イメージ(出所:MRT)
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 「ポケットドクター」は、MRTが培ってきた医療情報や医師・医療機関のネットワークと、オプティムの持つリモートマネジメントテクノロジーを組み合わせ、医療を必要としている人々と遠隔地にいる医療の専門家をつなぐサービスである。

 オンライン診療における診療予約から決済までの一連の流れを、スマートフォンやタブレット上で実現できる「オンライン診療ポケットドクター」と、医師への相談時間を予約し、全国にいる各専門医に遠隔で健康相談を行える「健康相談ポケットドクター」の2つのサービスを提供しており、目的や状況に応じて利用できる。