対象となる「阿波保健福祉センター・あば温泉」。平成29年度は3万7,612人が利用した(写真提供:津山市)
[画像のクリックで拡大表示]
あば温泉内観のヒノキ風呂。その他温泉プールやフィンランドサウナなどの施設がある(写真提供:津山市)
[画像のクリックで拡大表示]
阿波こぶしアリーナ。バスケットボールコート2面分程の広さがある(写真提供:津山市)
[画像のクリックで拡大表示]

 岡山県津山市は「阿波地域の公共施設の利活用に係るサウンディング型市場調査」を実施する。申込受付期間は7月31日までで、申請にはエントリーシートの提出が必要。希望者には同期間で施設見学会も開催し、8月9日までに調査を完了する。結果の公表は8月下旬の予定だ。

 市の最北部に位置する阿波(あば)地域は、同地域の人口は減少し現在は約500人、高齢化率が約45%と高い。地域中心部に集約されている公共施設の稼働率が低く遊休施設となっている。一方で、同市によると阿波地区は「豊かな自然に囲まれ、温泉をはじめ地域資源が豊富なことで、観光の潜在力が高い」エリアであり、2018年までの7年間で25世帯50人を超える移住があったという。

 こうした背景から津山市では今回、地区の中心部にある庁舎、公民館、温泉施設、宿泊施設、飲食店・商店、スポーツ施設など8施設について、それぞれ市場性の有無や実現についての可能性、アイデアなどの意見を幅広く募る。

 対象とする施設は

  1. あば交流館(津山市阿波1200)
  2. 阿波保健福祉センター・あば温泉(津山市阿波1198)
  3. 農産加工施設(津山市阿波1212)
  4. 阿波こぶしアリーナ(津山市阿波1785-2)
  5. 阿波児童館(津山市阿波1782-1)
  6. 旧阿波幼稚園(津山市阿波1788-1)
  7. 阿波ふるさとふれあい会館・多目的グラウンド(津山市阿波3309-1)
  8. 阿波森林公園・渓流茶屋(津山市阿波3108-4)
の8つ。

検討対象施設の配置図(写真提供:津山市)
[画像のクリックで拡大表示]

 津山市では、「地域の活性化」「体験・交流型の観光を通じた交流人口の拡大、定住の促進」「自然環境と施設を用いたスポーツや学びを伴う文化系の合宿需要」「施設全体の一体的利活用」などの取り組みについての提案を特に歓迎するという。

 また、民間活力導入により大幅にサービスが向上する提案は、6月10日にスタートした「津山市公共施設等の利活用に関する民間提案制度」に組み込んで、事業化に向けた具体的な手続きに移行できる。これにより、民間事業者などの積極的な参加を促進する。

 津山市の担当者は「サウンディングによって、阿波地域の強みや公共施設の利活用について再認識することができる。民間事業者と連携しながら、持続可能な地域活性化につながるよう取り組みたい」と語る。

この記事のURL https://project.nikkeibp.co.jp/atclppp/PPP/news/061101190/