日比谷アメニス(東京都港区)は、公園管理業務におけるDXの取り組みの一環として、東京都江東区の「東京都立大島小松川公園」において、コミュニケーションロボット「unibo」を情報発信や窓口業務に活用する実証実験を2022年6月7日に開始した。期間は8月26日までの予定。

東京都立大島小松川公園サービスセンター内に設置したコミュニケーションロボット「unibo」(写真:日比谷アメニス)
東京都立大島小松川公園サービスセンター内に設置したコミュニケーションロボット「unibo」(写真:日比谷アメニス)
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 実証実験では、公園サービスセンター内にuniboを設置し、新たな魅力発信の機会創出と窓口サービス向上に関する検証を行う。uniboは、卓上設置が可能なコンパクトサイズのロボットで、発声による自動案内機能や音声認識機能、情報量の多い静止画・動画・QRコードなどを交えたコミュニケーションが可能な液晶タッチディスプレーを搭載する。機能内容のカスタマイズ開発も可能だ。

 情報発信では、uniboが来園者を感知して公園の見頃の花や開催中のイベントを自動で紹介する積極的な情報発信機能、子どもを対象とした公園にまつわるクイズ機能の運用試験を行う。また、実証期間後半にはuniboを使った謎解きゲームイベントを開催するなど、園内散策のきっかけを提供して、公園についてより深く知ってもらうことを目指す。同時に、uniboに関するSNS投稿やPR動画投稿を行った際に、公園の広報効果がどの程度あるかを検証する。

 窓口業務では、スポーツ施設利用の際の外国人対応として、uniboが英語で利用者登録の手順や注意事項を説明するなどのサポートを行う。また、uniboのタッチパネル上で樹木を選択すると、対象の樹木への道順などを案内する機能を搭載する予定。これらの案内により、従業員の業務負担軽減や、案内サービスの向上が見込まれるかを検証する。

 大島小松川公園は、日比谷アメニスを代表企業とする「アメニス東部地区グループ」が指定管理者として管理運営業務を行っている(同グループは東京都都立公園「都市部の公園・東部」の猿江恩賜公園・亀戸中央公園、大島小松川公園、尾久の原公園、東綾瀬公園、中川公園、宇喜田公園の指定管理者)。実証実験ににはuniboの開発元であるユニロボット(東京都渋谷区)、uniboの機能のカスタマイズ開発を手掛けるエコルシステム(東京都港区)が協力した。エコルシステムでは、公園業務に特化したuniboの製品化を目指しており、今後は造園業界に向けて販売する予定。