「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」、のウェブサイト
「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」、のウェブサイト

 日本全国の自治体の課題とスタートアップや民間企業をマッチングするオープンイノベーション・プラットフォームの「アーバン・イノベーション・ジャパン(UIJ)」は、兵庫県が取り組む協働実験「ひょうごTECHイノベーションプロジェクト」の参加事業者を募集中だ。プロジェクトのサイトでは兵庫県内の5自治体と兵庫県警の課題を公開している。

 7月3日(日)に応募受付を終了。8月上旬に採択事業者を決定し、今年8月から来年2月を協働期間とする予定だ。1課題あたり補助率1/2、最大50万円(税込)の開発支援金サポートがある。支払いのタイミングは実証事業が完了し、事業実績報告書の検査完了後になる。事業者を募集する6つの課題は以下の通り。

課題1「目指せ“除草”革命! 道路や公園の隙間に生える厄介な雑草を根絶し、まちをキレイに!」(神戸市)

 市民の要望に応え、道路や公園を保全するため、雑草が生えてきてキリがない現状を打破すべく、新しい技術や発想によって、今より安価で、効果的に解決するのが課題。除草剤を使用せずに草が枯れて根まで取れる技術の検証、隙間を埋める素材などを含めた検証を行う。新たな技術の実証を行うことでノウハウを獲得し、兵庫県発で認知を広め、全国展開への足掛かりを得たいとしている。

(資料:UIJ)
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課題2「誰一人取り残したくない! コロナ禍で以前よりコミュニケーションが難しくなった難聴者を支援したい!」(三木市)

 コロナ禍で以前より難しくなった難聴者とのコミュニケーションを円滑にし、利用者が主役となるような形で解決したいというのが課題。人工知能(AI)などの先端技術を活用し、市役所福祉課の窓口で、難聴者の来庁者がストレスなく、コミュニケーションが取れるかどうかを検証する。デジタルでの対応による行政のスマート化と利用者サービスの向上の実現を図る。

(資料:UIJ)
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課題3「関係人口のその先の取り組み『関係人口2.0』を、丹波篠山モデルとして実現したい!」(丹波篠山市)

 市内外の関係人口(継続的に多様な形でかかわる人々のこと)の見える化と関係値を深めるための新たな仕組みの構築が課題。関係人口のつながりを見える化し、つながることで市内外関係者の双方が、既存の取り組みよりも、より実益を享受できるか検証する。これまでも古民家活用や神戸大学と連携したまちづくりなど先駆的な取り組みを続けてきた。独自の「丹波篠山モデル」として、関係人口を中心としたプラットフォーム構築への取り組みは注目度が高い。

(資料:UIJ)
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課題4「交通安全×AI・ビッグデータ! 子どもたちをまもるため、通学路の交通事故リスクを減らしたい!」(朝来市)

 自動車プローブデータ(移動軌跡情報)や携帯電話の位置情報など道路交通に関連するビッグデータを分析し、通学路などで交通事故リスクの高い箇所を可視化するのが課題。交通事故リスクの高い箇所とリスク要因を地理情報システム(GIS)上で可視化し、リスク要因に応じた対策を実施した後に交通状況を分析し、リスク要因が減少しているか検証する。児童等が安心して通学できる交通環境の実現を目指す。

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課題5「子どもが安心できる鳥獣対策求む! シカ等の侵入から学校生活を守りたい!」(新温泉町)

 シカの生息域に学校があり、シカが敷地内を歩き回る。そのとき、グラウンドにフンを散らすので、グラウンドを安心して利用できるようにシカの敷地侵入を防ぐのが課題。電気柵や大掛かりな柵によらない線的な侵入防止措置を検証する。効果的な対策を施すことができれば、町内外の他の公共施設や公園でも採用できるかもしれない。

(資料:UIJ)
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課題6「SNS上に関連した犯罪から子どもたちを守りたい! AIを活用したサイバーパトロール」(兵庫県警察本部)

 SNS上に書き込まれた違法・有害情報についてAIを利用して効率良く抽出するのが課題。対象となる書き込みを効率よく発見し、多くの注意喚起を行うことで子どもの性被害防止につなげる。すべての子どもや家族が安心して生活できる環境をつくる。

(資料:UIJ)
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