先行実施候補地の位置図(資料:東京都)
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先行実施候補地の概要(資料:東京都)
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 東京都は、老朽化した木造建築物が集積するなど、震災時に甚大な被害が想定される地域(木密地域)の解消のため、「魅力的な移転先整備事業」に取り組んでいる。近隣の都有地を有効活用し、コミュニティを維持しながら木密地域の住民に移転してもらうというものだ。定期借地権方式により、民間事業者が「魅力的な移転先」を都有地に整備する想定だ。

 東京都では、まずは江北地区(足立区江北四丁目)と関原地区(足立区関原一丁目)を先行実施候補地として事業を実施したい考えだ。この2地区について、2018年秋頃に事業実施方針を公表、同年度内に事業者募集の開始し、19年度夏ごろに選定した事業者と契約を締結する予定だ。

 今回、都では実効性のある実施方針の作成に向けて民間事業者との対話を実施し、事業内容や方式などについて意見を求める。対話は7月25日から8月17日にかけて行う。申し込み締め切りは7月20日だ。これに先立ち、事前説明会を6月22日に、現地見学会6月27日に実施する(申し込み締め切りはそれぞれ6月21日正午、6月25日午後5時)。

 東京都によると、木密地域は、敷地が狭小であることや権利関係が輻輳していることから建て替えが進みにくいだけでなく、住み慣れた地域で居住し続けたいという権利者などが多く、希望に合う移転先を確保することが難しいという。こうした課題を解決するための手法の1つとして、都では今回の事業を企画した。