偕楽園や千波湖、歴史館の周辺一帯での観光振興を図る(提供:茨城県)
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 茨城県は日本三名園の一つ、偕楽園(水戸市)や周辺地域の魅力向上に向けた計画策定を星野リゾート(長野県軽井沢町)に委託した。高級旅館やリゾートホテルの運営など多数手がけた民間事業者の知見やノウハウを活用しながら、観光誘客を図る。2019年10月末までに同社が茨城県に偕楽園・歴史館エリアについて、県有施設の活用や観光誘客方策を盛り込んだ振興計画を提出する。

 県は4月26日から5月27日までを期間とする「偕楽園・歴史館エリア観光魅力向上計画策定業務委託」の公募型プロポーザルを実施。プロポーザルには星野リゾートなど県内外の7社が応募した。「これまで各地での観光振興を進めてきた実績や業務の理解度や独創性、具体性、事業遂行体制に優れていた」(県営業戦略部観光物産課)ことを評価し、同社を選定、6月3日付で契約を締結した。

 計画では偕楽園や千波湖、県立歴史館の周辺一帯での観光振興を図る。偕楽園は日本三名園のなかで、現在唯一無料で開放されているが、水戸の梅まつりシーズンに観光客が集中する傾向がある。通年での集客策や、本年11月から予定している入園有料化後も来園してもらえる方策などを講じる。県が設けた同園の魅力向上策を議論する検討会とも連携しながら計画策定を目指す。

 星野リゾートは「日本三大庭園である偕楽園と広大な都市公園に大きな魅力とポテンシャルを感じ、全国の地元の魅力を活かすホテルの運営を行った経験から、事業機会があるのではと思い応募した。当該エリアをより魅力的なものにできるよう、観光魅力向上計画作成を協力して行っていきたい」とコメントしている。