リンクアンドコミュニケーション(東京都千代田区)は2022年6月16日、大阪府阪南市で実施した2型糖尿病サポート実証実験プログラムの結果を発表した。実験は、2021年10月から3カ月間、阪南市住民と市内勤務の2型糖尿病患者を対象に、リンクアンドコミュニケーションがAI健康アプリ「カロママ プラス」を使用して実施した。食事、運動、睡眠などの個人の健康情報(PHR)をアプリに記録すると、AI(人工知能)がアドバイスをしてくれる。また、はーと&はあとライフサポート(京都市)が、管理栄養士とのオンライン面談やチャット相談を実施し、28食分(1日1食)のヘルシー弁当を提供した。

2型糖尿病サポート実証実験プログラムの概要(出所:大阪スマートシティパートナーズフォーラム)
2型糖尿病サポート実証実験プログラムの概要(出所:大阪スマートシティパートナーズフォーラム)
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 実験の最初と最後に血液採取を行った6人のうち4人は、血糖値の状態を示すヘモグロビンA1c(HbA1c)の数値が改善。その結果、6人全員の検査結果が合併症予防の目標数値に達し、合併症の高リスク者はゼロとなった。また、体重変化に関しても、計測した8人中6人が減量し、生活習慣の改善が見られた。

実証実験の結果(出所:リンクアンドコミュニケーション)
実証実験の結果(出所:リンクアンドコミュニケーション)
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 この実証実験は、大阪府、府内43市町村、企業、シビックテック、大学などが「大阪モデル」のスマートシティを実現するため、2020年に設立した「大阪スマートシティパートナーズフォーラム(OSPF)」による取り組みの一環である。トーマツ(東京都千代田区)がプロジェクトコーディネーターを務める。阪南市を実証フィールドとして実施する複数のプログラムの一つとして、OSPF会員であるリンクアンドコミュニケーションが、はーと&はあとライフサポートとともに実施した。