観光農園等基本構想に示された土地利用の参考イメージ(資料:羽生市)
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「羽生チャレンジファーム(仮称)」の計画地(資料:羽生市)
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 農業ビジネスを手がけるベンチャー企業のアグリメディア(東京都新宿区)は、埼玉県羽生市が同市の「観光農園等基本構想」に基づいて立ち上げる大規模農業団地プロジェクトに、コンサルティング事業者として参画する。

 このプロジェクトは、羽生市三田ケ谷の約24haの水田を畑にし、民間事業者が主体となる農業を生かした交流拠点「羽生チャレンジファーム(仮称)」としてリメイクするもの。観光農園や6次産業化の拠点、AI(人工知能)を導入した次世代農業の拠点を誘致するほか、高収益作物の生産や農業の担い手を育成する場を設けるなどして、ファーム全体で「もうかる農業」への変革を目指す。2023年にファーム全体がオープンするのに先駆けて、順次、観光農園などを開園していく計画だ。計画地の北側にある羽生水郷公園など、周辺施設との連携も図っていく。

 アグリメディアは、2019年5月に羽生市とコンサルティング契約を締結。農業団地プロジェクトに参画する事業者の誘致を担う。これまでに展開してきた農業ビジネスでのネットワークを生かし、事業者の選定や調整、交渉を進めていく。また、参画事業者に対して、事業企画力や農園・農業関連施設の運営ノウハウを提供し、事業の立ち上げや運営のコンサルティングも行う。参画事業者と共同で事業を展開することも視野に入れる。

 羽生市の観光農園等基本構想は2018年3月に策定された。農業従事者の高齢化などによって農地の減少が進む一方で、貯水や防災、景観形成、生態系の維持、観光など農地には様々な機能があることから、農地の保全や活用を目的として策定に至った。