福岡市LINE公式アカウントを使った道路や公園の不具合の通報方法(資料:LINE)
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道路公園等通報機能によるシステム登録までの時間短縮(資料:LINE)
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粗大ごみの収集申し込みから支払いまでをLINEで完結させる実証実験(資料:LINE)
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 福岡市は2019年6月25日、市のLINE公式アカウント(LINE ID:@fukuokacity)に道路・河川・公園の不具合を通報するための新機能「道路公園等通報機能」を追加した。破損したガードレール、照明灯、公園遊具などの不具合を発見した市民は、福岡市のLINE公式アカウントを使って、市・区の担当窓口に通報できる。政令指定都市のLINE公式アカウントとしては、初めての機能になるという。

 福岡市によると、市民からの道路・河川・公園の不具合通報は年間1万9000件ほどあり、従来は電話や来庁による通報内容をシステムに登録するまで、1件あたり市民が10分以上、市が45分以上の時間を費やしていた。口頭での説明となるため、誤報やあいまいな情報も多く、追加の情報収集の手間が発生していた。

 今回追加したLINE公式アカウントの道路公園等通報機能では、市民が「遊具」「照明灯」などから不具合のタイプを選択したうえで、スマートフォンで撮影した現場の詳細な画像を送信する。1件の通報をシステム登録するために要する時間は、市民側が最短2分、市側が最短35分へと短縮され、「同じ時間で年間約3000件の通報を多く受けられるようになる」(LINE発表資料)という。

 福岡市はLINEとその子会社であるLINE Fukuoka(福岡市)との間で、LINEの技術を活用した未来志向のまちづくり(Smart City)を共同で目指す「地域共働事業に関する包括提携協定」を締結している。今回の道路公園等通報機能はその取り組みの1つとなる。

 福岡市とLINEはこのほか、粗大ごみの収集申し込みから手数料の支払いまでをLINEで完結させる実証実験も2019年7月から2020年3月まで実施する。これは、福岡市の粗大ごみ収集申し込み用LINEアカウント(LINE ID:@fukuokacity_sdg)に、LINEの子会社であるLINE Pay(東京都品川区)のモバイル送金・決済サービス「LINE Pay」を使って手数料を支払う機能を追加するというもの。

 これまではLINEアカウントでごみ収集を申し込んだ場合も、コンビニなどで粗大ごみ処理券を購入しなければならなかった。まず福岡市の中心部である中央区に限定して実験を行い、その検証結果を踏まえて市内全域への拡大を検討するとしている。

・発表資料