鹿児島県・種子島の西之表市は2020年6月、住民同士の助け合い、来島者と住民相互の助け合いの場を創造する「西之表市 地方創生プロジェクト」の実証実験を本格的に開始した。同プロジェクトは、Q&Aサイト「OKWAVE」を運営するオウケイウェイヴ(東京都港区)の「感謝経済」プラットフォームを使用している。

西之表市地方創生プロジェクトの概要。OKWAVE GRATICAの西之表市アカウントに参加した市役所職員や住民は、感謝の気持ちをOK-チップを添付したデジタルグリーティングカードで伝えることができる(出所:オウケイウェイヴ)
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 「感謝経済」プラットフォームでは、オウケイウェイヴのサンクスカードサービス「OKWAVE GRATICA」を使って、感謝の気持ちをデジタルグリーティングカード形式で相手に伝える(OKWAVE GRATICAのページ)。デジタルグリーンカードにはサイト内トークン「OK-チップ」が添付されており、参加者はOK-チップを使って各種の優待を受けることができる(OK-チップの優待商品一覧)。

 西之表市の住民は、OKWAVE GRATICAの西之表市アカウントに登録・参加することで、お互いの感謝の気持ちをOK-チップを添付したデジタルグリーティングカードで伝えられるようになる。6月25日現在、西之表市市役所の職員を手始めに地域住民が同アカウントに順次参加しているという。市内では、商工会、観光協会、特産品協会の協力のもと、浜島商店、REIMEIなど5つの商店・企業が、OK-チップで利用できる優待を提供している。

 このほか、オウケイウェイヴが認定した各分野の専門家が回答するQ&Aサイト「OKWAVE PROFESSIONAL.」に、西之表市市役所地域支援課の職員が回答者として参加。西之表市への移住・定住支援についての質問に回答する取り組みを始めている(OKWAVE PROFESSIONAL.西之表市 地域支援課コーナー)。今後は、西之表市が力を入れるひとり親家庭の支援についても、OKWAVE内で情報発信していく予定だという。

 オウケイウェイヴは、西之表市と「地域活性化及び地域課題の解決を図るための地域活性化包括連携協定」を結んでおり、今回の地方創生プロジェクトも同協定に基づく。プロジェクトでは「人口減少・年齢構造の不均衡・高齢化の進展」「地域力の減退」「担い手不足」といった西之表市が抱える課題を解決するため、ブロックチェーン技術などのICTを活用した地域経済エコシステムの構築を目指している。