ダイナミックルーティングバス「MyRide のるる」の運行エリアと第一段階での仮想バス停の位置(出所:高萩市)
ダイナミックルーティングバス「MyRide のるる」の運行エリアと第一段階での仮想バス停の位置(出所:高萩市)
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実証実験で運行する中型バス(出所:高萩市)
実証実験で運行する中型バス(出所:高萩市)
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実証運行のスケジュール。運行エリアを順次拡大しながら、2022年3月まで実施する(出所:高萩市)
実証運行のスケジュール。運行エリアを順次拡大しながら、2022年3月まで実施する(出所:高萩市)
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 茨城県高萩市で2021年7月から2022年3月まで、ダイナミックルーティングバス「MyRide のるる」の実証運行が実施される。みちのりホールディングス(東京都千代田区)、みちのりホールディングス子会社の茨城交通(茨城県水戸市)の2社が高萩市と協定を結んで、運行の実施主体となる。

 ダイナミックルーティングとは、路線バスの既存バス停に加えて複数の仮想バス停(VBS)を新たに設置し、利用希望者の予約状況(乗車人数、道路混雑状況に基づく運行予想時間、出発地および目的地となるバス停の組み合わせ、等)から、AI(人工知能)がバスの運行経路とダイヤを最適化する仕組みのこと。利用希望者は電話、または専用のスマホアプリに希望する出発地と目的地のバス停を入力して、バスを予約する。ダイナミックルーティングのシステムは、米Via Transportationとその日本法人であるVia Mobility Japanが開発したものを利用する。

 実証実験での運行時間帯はほぼ午前8時半から午後3時まで。利用希望者は同時間帯に運行している路線バスと「MyRide のるる」のいずれか都合の良い方をを選択できる。運賃は大人300円、子供150円で、65歳以上の高齢者向けにICカードまたは回数券使用時の半額割引、市内在住で市外に通学する学生向けに通学用定期券の20%割引を用意する。

 運行エリアはまず、既存の路線バス運行エリア全域である常磐自動車道東側を予定しており、エリア内に124カ所のバス停(路線バスの既存バス停が96カ所、仮想バス停が28カ所)を設置する。エリア内での実証範囲は段階的に拡大し、2022年1月には一部を除くバス運行エリア全域に広げていく。実証実験の利用実績などを踏まえながら、通勤通学の利用者が多い朝夕は路線バス、利用者が少ない日中の時間帯は「MyRide のるる」を活用した効率の良いバス運行体制の構築を目指す。

・発表資料