北海道江別市は、活用する民間事業者を募集している歴史的建造物「北海道林木育種場旧庁舎」(昭和2年建築)について、条件を緩和し2020年10月に再公募を行う予定だ。これに先立ち、公募条件について、民間事業者からの意見を求める。締め切りは7月31日。問い合わせ先は同市教育部生涯学習課となる。

野幌森林公園方向の全景(写真:江別市)
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林木育種場右正面からの外観(写真:江別市)
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 旧庁舎は2001年に江別市が土地・建物を取得し、09年から活用する事業者を募集、問い合わせは会ったが現在まで実現していない。市が考えている主な条件緩和は以下の通り。

  1. 建物全体使用が条件
    →1階部分のみ使用でも可とする
  2. 市から財政支援なし
    →財政支援ありとする
  3. 土地・建物を無償貸与(概ね10年~20年程度)
    →建物無償譲渡・無償貸与のどちらも可/土地の無償貸与・有償譲渡のどちらも可とする
  4. 多くの市民等が利用可能な施設
    →事務所などとしての利活用も可(市民見学会等を依頼)

 1階部分のみの使用でも可とすることで、約2億円以上と見積もられている改修費用の縮減を、財政支援をすること改修費用負担の軽減を見込む。財政支援につては、地方創生拠点整備交付金などの既存制度の活用などを図る。また、貸与だけでなく譲渡も可とすることで、民間が投資しやすくなるという効果があると考えている。そのほか、活用方針も「多くの市民等が利用可能な施設」としてたが事務所使用も可とする方針だ。

 江別市では、これらの条件緩和によって民間事業者にとって魅力が高まるのかを確認すると同時に、ほかにも参入しやすくなる条件がないかを聞き、10月の再公募時の要項作成に生かしたい考えだ。