トライアル・サウンディングの対象の公共施設(出所:津山市)
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阿波こぶしアリーナの外観(出所:津山市)
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阿波児童館の外観(出所:津山市)
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阿波農産加工施設の外観(出所:津山市)
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 岡山県津山市は、「阿波地域の公共施設におけるトライアル・サウンディング」を実施中で、2021年3月末までに民間事業者を募集している。当初の募集期間は2020年3月末までだったが、新型コロナウイルスの影響などを受け延長した。

 トライアル・サウンディングとは、行政機関が保有する公共施設などの暫定利用を希望する民間事業者を募集し、一定期間、実際に事業を行ってもらう制度のこと。施設を実際に民間事業者に活用してもらうことで、市は収益性や市場性等をより詳細に把握し、さらに具体的な事業の検証を行う。事業者は提案したい事業を試験的に実施する機会を得ることができる。利用期間は最短1カ月から2021年3月末まで。これまでに募集への応募はないという。

 トライアル・サウンディングの対象とするのは、(1)阿波こぶしアリーナ(津山市阿波1785-2)、(2)阿波児童館(津山市阿波1782-1)、(3)阿波農産加工施設(津山市阿波1212)の3施設。

 阿波こぶしアリーナは1991年に建設された小学校の体育館を2017年度に改修したもの。敷地面積3501.73m2、延床面積1593.72m2、鉄骨造・地上2階建てのスポーツ練習施設として使用している。

 阿波児童館は、1995年に建設された木造・地上1階建ての施設で、遊戯室、図書室、集会室などを有する。敷地面積871.96m2、延床面積197.64m²で、現在は毎週月、水、木、金曜日の午後1~5時に開館している。

 阿波農産加工施設は、1992年に建設された旧阿波小学校の特別教棟を改修したもので、2016年度から1階で農産物や農産加工品の生産などを行っている。現在、2階が使用されていないため、他用途への転用が期待されている。敷地面積2800.00m2、延床面積686.01m2、鉄筋コンクリート造・地上2階建て。2021年3月31日までの管理運営は委託業者である一般財団法人あばグリーン公社が行うこととなっている。

 市は民間事業者のメリットとして、(1)事前に市の意向、公共施設の使用における留意事項や課題などの情報を把握でき、 今後の阿波地域における公民連携事業への参加の判断材料が得られる、(2)民間事業者による提案が市や阿波地域においての需要やコンセプトにマッチングしているか確認できる、(3)立地、使い勝手、必要な設備、投資額の感触をつかめる、(4)本格運営ではなく短期間での実施により、リスク負担が少なく参入できる、(5)収益性など、市場ニーズを確認できる、としている。