各事業の位置、イメージなど(資料:墨田区、東武鉄道)
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事業スケジュール(資料:墨田区、2019年3月11日時点)
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高架下複合施設の位置とイメージ(資料:東武鉄道、ワイズアイル)
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隅田川を渡す遊歩道の「都市・地域再生等利用区域」の指定範囲(資料:東京都)
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 東京都墨田区と東武鉄道は、東京スカイツリーと浅草エリアを結ぶ水辺の整備を進める。東武スカイツリーラインのとうきょうスカイツリー駅~浅草駅間と、沿線の北十間川、隅田公園を一体的に開発。複合商業施設、親水テラス、コミュニティ道路などを整備する。東武鉄道は隅田川を渡る橋梁に歩道橋を新設する。一部を除き、2020年春の供用開始を目指す。

 北十間川・隅田公園の開発は2014年2月に「新たな水辺整備のあり方検討会(事務局:東京都)」が策定した「隅田川等における新たな水辺整備のあり方」を受けたもの。東京都による護岸の耐震対策と並行して進める。15年度に北十間川の水辺活用に向けた勉強会を開始し、18年3月に都、区、東武鉄道、墨田区観光協会、芝浦工業大学、地元町会・商店会をメンバーとして「北十間川水辺活用協議会」を発足した。協議会による地域合意により、区は北十間川河川区域を河川敷地占用許可準則に基づく都市・地域再生等利用区域に指定。イベント施設や遊歩道、オープンカフェなどの設置を可能にした。

 区は隅田公園約1万5000m2の再整備、コミュニティ道路・親水テラスの整備などを行う。これら公共空間の活用テーマに「水と緑のサードプレイス」を掲げ、「チャンス」「日常風景」「共創」「伝統歴史」「連携」「波及」の6項目の方針を挙げた。

 東武鉄道は、高架下約5484m2の敷地に床面積約3554m2の飲食・物販・サービス店舗とホステルの複合施設を設ける。ホステルの運営はワイズアウル(東京都渋谷区)が手掛ける。旅するように暮らし、暮らすように旅する「Live to Trip」をコンセプトに、新しい下町の魅力が感じられる店舗の誘致を目指す。

 施設開業に合わせ、隅田川を渡る橋梁に歩道橋を設置。既存の鉄道橋南側に添架する方法で、延長約160m・通路幅は2.5m。河川区域の占有にあたっては墨田区と台東区が東京都に要望書を提出して「都市・地域再生等利用区域」の指定を受け、「遊歩道」として設置する。歩道橋新設に合わせ、既存の橋梁も東京スカイツリーと同じ「スカイツリーホワイト」を基調としたデザインに変更する。