JR福山駅南側にあるエフピコRiMとキャスパ跡地の位置関係。駅北側には福山城がある(出所:福山市)
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エフピコRiM本館の外観(出所:福山市)
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エフピコRiM本館とつながった第1駐車場の外観(出所:福山市)
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 広島県福山市は、2020年8月30日に閉店する「エフピコRiM」の再生事業についてのサウンディング調査を実施する。エフピコRiMはJR福山駅南口に隣接する地下2階、地上9階の大規模複合商業施設。福山市は現在、JR福山駅周辺の都市再生整備計画を進めており、エフピコRiMの再生事業を同計画を加速させる重要な事業と位置付けている(福山市「福山駅周辺のまちづくりについて」)。

 サウンディング調査は、事前説明会および現地視察を7月15日に開催(申し込み締切は7月10日)。8月5~12日(土日祝を除く)に、福山市役所やエフピコRiMなどの会場で、1件あたり60~90分程度の対話による調査を実施する(申し込み締切は7月29日)。調査結果の公表は8月下旬を予定する。事前説明会および現地視察への参加は、対話参加の必須条件ではない。

 福山市はエフピコRiMの再生にあたって、「本市とパブリックマインドを持った民間事業者が連携した新たな運営手法の導入が必要」(調査の実施要項から引用)としており、エフピコRiMの本館1階の一部、本館周辺の公開空地および第1~3駐車場を民間事業者にマスターリース(一括賃貸)し、同事業者が事業を展開する個々の事業者に転貸する方式での事業化を検討している。

 対話では、エフピコRiMを使った事業内容や事業方式、賃貸借の範囲、契約条件、マスターリースを前提とした賃料や共益費、運営事業者の公募・選定方法、費用負担や施設の整備・運用のやり方、事業への参加意向などを調査する。調査対象は、これらの内容について提案・意見の表明ができる人(個人でも法人でも可)としている。

 JR福山駅周辺にはこのほか、2012年の閉店後に空きビルのまま放置され、ようやく2019年に解体された旧複合商業施設「キャスパ」(旧福山駅前共同ビル)の跡地もある。福山市の駅前再生事業では、エフピコRiMとキャスパの跡地に建設される各種施設、さらに近隣の公園・道路などの公共空間をつなげて駅北側の福山城エリアとの連続性を強化し、駅周辺エリアの価値を高めることを目指している。