藤枝市は、ICTを活用した市民サービスの質の向上、市内産業の革新、多様なアイデア・ノウハウ・技術の集積を目指し、地域の課題解決にむけた企画提案の公募を行う。応募者へのヒヤリングの実施は、オンラインにて受付後から8月20日までのいずれか。応募の締め切りは7月31日(郵送の場合は7月30日必着)で、質問は7月16日までの受付となる。

 今回の募集テーマは、福祉・危機管理、教育、交通、環境、農業分野から7つ設定した。提案内容は原則として「新しい生活様式」の視点による取り組みであること、実証実験は原則として藤枝市における技術・サービスの定着(実装)を前提として行うものであることを要件としている。

  1. 独居高齢者の見守り・災害情報等を伝達
  2. 図書館の利便性向上のため、配架位置をキープ・蔵書点検効率化
  3. 図書館利用にマイナンバーカードを活用
  4. 高齢者の生活の足をもっと便利にする公共交通最適化
  5. ごみの戸別回収を対象とした、回収ルート最適化
  6. 河川ごみの場所・状況を把握し、清掃活動へつなげる
  7. イチゴ生産・出荷作業のスマート化

 なお、この事業は実証実験で、発生する経費については、使途、金額などが適当と認めた経費の2分の1以内(1件あたり最大200万円)を共同実証実験負担金として藤枝市が支出する。また市は、実証実験の広報活動とフィールドの斡旋や市が保有する各種データの提供を行うなどのサポートを行う。実証実験期間は、契約締結日から2022年2月28日まで。

 藤枝市ではこれまで、公共課題に対応した先端技術活用に向けた実証実験を実施しており、AIやIoTを活用した災害対策やインフラ管理の効率化など一定の有効性を確認している。しかし一方で、先端技術の地元産業への定着が課題となっており、ICTソリューションの受け皿となる地元産業の育成が求められている。今回の実証実験でも、昨年同様、異業種・異分野間の技術・アイデア・データ等を組み合わせ、施策やサービスの革新に繋げる「オープンイノベーション」の手法を採用した。

 事業に応募ができるのは、原則、静岡県内に事業所がある民間事業者及び県内の大学・研究機関、またはそれを含むグループであることが条件だ。県外事業者については、藤枝ICTコンソーシアム事務局にて静岡県内の事業者などとの連携体制に関する事前相談を受け付けている。