母畑レークサイドセンターの位置(資料:石川町)
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施設配置図(資料:石川町)
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 福島県石川町は、町のレクリエーション施設、石川町母畑レークサイドセンターで、民間事業者が暫定的に施設を利用して、事業アイデアを検証するトライアル・サウンディングを実施中だ。 希望者は11月30日までに任意の様式の提案書など必要書類を提出する。提案書類作成にあたって、希望があれば町は事前相談や現地調査にも応じる。町は随時、提案の審査を行い、利用者が決まり次第、実施に向けた協議を経て7月1日から2022年1月31日までの期間に暫定利用を実施する。暫定利用終了後は、利用者は速やかに実績報告書を提出し、町はヒアリングを実施する。

 トライアル・サウンディングの結果は、2022年3月に公表する予定だ。その後、4月に募集要項などを作成し、7月から利活用を行う民間事業者の募集を開始。9月に候補者を決定し、2023年1月から新たな運用を開始するスケジュールを想定している。

 石川町母畑レークサイドセンターは、自然環境を生かして町民の福祉向上を図るために、町が整備したレクリエーション施設だ。1975年に開園し、以後、管理運営は一般財団法人母畑レークサイドセンター運営協会が行ってきた。施設はダム湖の母畑湖を囲む落葉樹林の中にあり、敷地内には2万3500m2の広さの多目的グラウンドのほか、体育館、テニスコート、アイススケート場、オートキャンプ場、レストハウス、遊歩道がある。

 開園から約46年が経過した施設は、老朽化に加え少子高齢化や人口減少、趣味趣向の多様化などの環境変化もあり、利用者が年々減少している状況だ。すでに屋内プールやバンガローなどの老朽施設を解体し、運営のスリム化も図ってきているが、運営の改善にはいたっていない。そこで、民間事業者の持つアイデアやノウハウを活用し、スピード感のある対応を実現するために、トライアル・サウンディングを実施する。町は、調査を通じ市場性や事業展開の可能性を探り、今後の公募要件の策定に役立てる考えだ。

 提案は、民間活力を導入した収益性があるビジネスモデルであること、確実に実現可能な内容であること、施設を利用する町民の利便性やサービスが向上する内容であることが必要で、実施にあたって町の財政負担を求めないものに限る。また、ほかの利用や業務に支障を及ぼさないことも条件となっている。なお、町では暫定利用を行わずに対話のみを希望するケースに対しても対応する方向で検討する。