愛知県高浜市は、高浜市立図書館の移転先についてのサウンディング調査を2021年8月18日から24日まで実施する。7月8日に調査の実施要項を発表しており、7月19日から8月10日まで参加申し込みを受け付ける。調査結果は9月上旬に発表する。

 現在の高浜市立図書館は竣工後40年以上が経過し、建物・設備の老朽化が進んでいる。このため高浜市は、2018年3月改訂の「高浜市公共施設総合管理計画」において高浜市立図書館を「複合化や機能移転等を図る施設」に位置付け、図書館機能の移転先として3つの候補案を検討している。市の複合施設「いきいき広場」(福祉部、こども未来部、教育委員会、地域包括支援センター、社会福祉協議会などが入居)、「高浜市やきものの里かわら美術館」(以下、かわら美術館)、そして「いきいき広場とかわら美術館の併用」である。

 調査では、移転先施設の指定管理者に応募する予定の民間事業者に対して、2つの項目についての意見・提案をヒアリングする。

 1つは「各移転先候補における図書館事業や関連事業のアイデア、期待される効果」。これには、いきいき広場やかわら美術館の既存機能を活かした事業アイデア、市民や地域に与える影響、経費削減と収入確保につながる取り組みなどが含まれる。

 もう1つは「各移転先候補における実現性の確認、課題等の整理」で、移転先施設を図書館として活用する場合の課題、レイアウトや什器などのアイデアなどである。このほか、指定管理期間や指定管理者に参入する際の課題もヒアリングする。

 高浜市は移転先施設を2021年度中に内定し、2022年度に必要に応じて改修工事を実施、2023年度に移転先での図書館事業を開始するとしている。移転先の指定管理者は2022年度に募集・選定することになっており、「かわら美術館」または「いきいき広場とかわら美術館の併用」が移転先となる場合、同一の指定管理者が図書館と美術館を一体的に運営することになる。

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