大阪府東大阪市は、JR長瀬駅近くの市有地について、この土地を市から借り受けてスポーツ事業を実施する事業者をプロポーザル方式で公募する。このほど募集要項を公表した。

 事業の名称は「長瀬町三丁目地内市有地活用事業」。対象地はJRおおさか東線のJR長瀬駅の南東約170mに位置し、貸し付け面積は6308.48m2。駅至近で立地条件が良く、多くの学生が行き来する場所だ。もともと、市がスポーツ広場などの建設用地として取得した土地で、その後、大阪府が地下調節池施設を建設していた。上部には地上権が設定されており、市が有効活用を検討してきた。

事業の対象地の位置図(資料:東大阪市)
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 東大阪市は、花園ラグビー場を擁する「ラグビーのまち」として知られ、ラグビーだけでなく多様なスポーツ施策を展開。市はそのノウハウをまちづくりに活用することを目指している。また、2019年に実施したサウンディング型調査の結果も踏まえ、スポーツ施設の誘致を目的に民間事業者に貸し付けることとした。

 募集の条件は、土地の賃貸借契約の期間が10年以上20年以内、賃料は月額19万7000円を下限額としている。求める施設は、新たな「人が集う空間」の創出と地域の活性化に資するスポーツ施設を基本とし、相乗効果を生む他の施設との複合施設でも構わない。施設の整備と運営に当たり、地元企業の優先的な採用、およびできる限り市内の事業者との連携に努め、地域貢献と経済効果につながる取り組みとすることも求めている。

 応募できるのは、提案内容を確実に遂行できる資金力や実績を持つ法人または法人のグループだ。応募期間は8月27日~9月3日。審査は、応募書類を基に行う資格審査と、プレゼンテーションとヒアリングによる提案審査の2段階で実施する。資格審査を通過した事業者は、9月14日~9月18日の期間に、事業提案書などの必要書類を提出する。

 提案審査では、定性評価項目として、事業コンセプト、事業計画、施設計画、運営計画、地域貢献・経済効果の5項目と、これに加えて定量評価項目として、賃料と賃貸借契約期期間の2項目を審査し、採点する。配点は定性評価項目の5項目が計80点、定量評価項目の2項目が10点ずつの計100点だ。10月上旬に提案審査を行い、事業者を選定する予定だ。

 なお、参加申し込みに先立ち、市は8月7日に、視察のために現地を開放する。現地での説明や質問の受け付けは行わない。視察を希望する場合は、7月31日までに所定の申込書を市に電子メールで送信する。