事業対象区域(資料:南九州市)
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市が示した活用アイデア例(資料:南九州市)
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 鹿児島県南九州市はレジャー施設「夢・風の里アグリランドえい」の活用事業者を募集する。提案書類の受け付けは8月26日~9月20日。10月上旬にプレゼンテーション、優先交渉権者の選出を行い、11月の基本協定締結を目指す。公募に先立ち、7月24日に現地見学会を開催する。見学会の参加申し込みは7月23日まで。また、8月16日まで質問を受け付ける。

 「夢・風の里アグリランドえい」は指宿スカイライン・頴娃(えい)インターチェンジから6キロに位置している。面積約31haの広大な敷地に、キャンプ場、ロッジ、ゴーカート場、芝生広場、野外ステージ、ふれあい小動物園などが点在する。標高約450mの高さにあり、開聞岳や東シナ海が一望できる。

 公募では、対象施設・区域を定め、活用事業の提案を求めているが、対象の一部の活用でもよい。恵まれた眺望や自然環境を活かし、市の交流人口拡大につながるアイデアが望まれる。

 選定された事業者には、建物は無償で、土地は有償で貸し付ける。建物,施設の維持管理、および、施設や設備を改修または新設する場合、費用は事業者の負担となる。事業期間は原則5年以上。事業開始は2020年4月以降で、基本協定の締結時に市と事業者が相談の上決定する。

 「夢・風の里アグリランドえい」は南九州市発足以前の1995年にオープン、当初は第三セクター・頴娃観光開発公社が運営してきた。2002年度から同社による指定管理に移行。市では同社に年額3160万円の指定管理料を支払っている。

 一方、施設利用者数は2013年度に6万6423人を数えたが、その後は減少傾向が続いた。利用者減少や施設の老朽化などにより、現状通りの運営は困難だと判断した市は、2017年度からの指定管理期間を5年から3年に短縮し、「夢・風の里アグリランドえい活用検討委員会」を設立し、検討を重ねた。委員会の答申を受け、19年度末で指定管理者制度を廃止することとした。サウンディング型市場調査なども行ったうえで、今回の公募に踏み切った。