宮城県女川町は、NPO法人アスヘノキボウが運営する「お試し移住プログラム」を7月1日に強化、これまでのログハウスに加えて町営住宅の空き部屋にも滞在できるようにした。町の課題となっている町営住宅の空き部屋を活用する狙いがある。

 お試し移住者は滞在期間中、女川フューチャーセンターCamassを無料で利用できる。また、飲食店で使えるチケット2000円分プレゼントなどの特典がある。ログハウスと町営住宅はどちらもシェアハウスとなっている。賃料・水道光熱費等は無料だが、参加費として一般2万8000円、大学生・大学院生1万8000円がかかる。

女川町「お試し移住プログラム」のウェブサイト
女川町「お試し移住プログラム」のウェブサイト

  公営住宅は、公営住宅法に基づき、同居、または同居をしようとする親族があり、住宅に困窮していて低所得であることが入居資格となる。「お試し移住プログラム」では、地方自治法の規定による目的外使用の承認を得たことにより、シェアハウスとして使用が可能になった。町営住宅1棟の中の3LDK2部屋がその対象となっており、女川町活動人口創出促進事業により実施するお試し移住として滞在者が入居できる。

 女川町に5~30日間滞在できるお試し移住プログラムは2015年に開始。参加者は延べ600人を超えた。参加者の町への再訪率は70%を上回り、プログラムをきっかけに25人が移住するなどの成果を上げたがコロナ禍で約2年間休止。2022年4月に再開後、もともと移住プログラムで使用していたログハウス1棟に加え、7月から町営住宅2部屋を使えるようにした。