藤井寺市と藤井寺市教育委員会はコカ・コーラ ボトラーズジャパンと連携して、熱中症対策として公立中学校2校に自動販売機を設置した。

 学校に通う生徒やその保護者から挙がっていた「特に部活動などを行う生徒にとっては多くの水分の摂取が必要であり、水筒を持参することが負担になっている」という意見に応えるかたちで、市と教育委員会が、2020年に「包括連携協定」を締結したコカ・コーラ ボトラーズジャパンに協力を呼びかけ、自動販売機の設置が実現した。今回設置をしたのは、藤井寺中学校と第三中学校の2校だ。

第三中学校に設置されている自動販売機(資料:コカ・コーラ ボトラーズジャパン)
[画像のクリックで拡大表示]

 販売される飲料は一般に設置されているより自動販売機で売られている価格より30円ほど安くなっているという。また、一般に設置されているより自動販売機と同じように、コカ・コーラ ボトラーズジャパンは学校側に設置費を支払う。コカ・コーラ ボトラーズジャパンはそのほか、学校に対して熱中症の専門家、ラグビーやホッケーなどのスポーツ選手といったコカ・コーラ ボトラーズジャパンに在籍する人材による講演会などを行うなど、学校を支援する。

 学校側では、自動販売機に入れる飲料の選定、ゴミの分別などのルールを生徒会での話し合いで決定させることで、生徒自身の自己指導能力の向上にも役立てている。

 設置校のひとつ藤井寺中学校では、「藤井寺中学校 自動販売機利用についての心得」5項目を設定、「持参するお金の上限を300円程度までとし、不安な生徒は先生に預けられるようにしよう」や「アレルギーの生徒に配慮し、万が一でも炭酸飲料などがかかってしまわないよう」など、生徒がお互いを配慮するルールを作成した。今後も生徒自治による自販機運営を推進していく予定。

【藤井寺中学校 自動販売機利用についての心得】
  • 基本は水筒を家から持参すること ※家からのジュース類を持ち込まない
  • お金を自己管理すること(先生に預ける事も可能) ※貸し借り等は行わない
  • 自分や周りの人の健康面・栄養面・衛生面を考えること
  • 地球環境や生活環境に配慮しごみは専用ゴミ箱へ捨てること
  • 学校内外、地域を含めて、ルールやマナーを考えて行動すること

 もうひとつの設置校である第三中学校では、設置の目的を考慮し販売する種類は、お茶・水・スポーツドリンクとし、保健だよりや生徒会新聞を通じて食育や健康について注意を喚起している。

第三中学校生徒会新聞(資料:藤井寺市)
[画像のクリックで拡大表示]

 市では3校目設置の準備をすでに進めているという。